ニコリともしない。おたちだいのうえで、おおむらはしろいはをみせることもなくぶあいそうにいった。「ボクはホームランバッターじゃないので、うって、ひっしにはしりました」。3かいにはなったどうてんのこんき1ごうソロ。うよくせきまでとうたつしたおおむら「らしくない」だんどうで、オリックスからしゅどうけんをウバイトッた。
1てんをおいかけて、2しそうしゃなしからだせきにはいった。いちはつをねらってはいない。それでも、しゅいだしゃのめはしあいのながれをみうしなわない。「ああいうながれやったし、はやいかいにおいつかなアカンとおもっていた」。たかめのチェンジアップを「たかめはあんだになりやすい」とまよわずふりぬいて、れんぞくしあいあんだを「13」とした。
2004ねんオフにきんてつからFAいせき。まだてきとしてたたかっていたころ、おうかんとくがミリョクをかんじていたのがこがらなからだにひそむパンチりょくだった。いせき1ねんめの05ねんは27しあいめで、06ねんは2しあいめでシーズン1ごう。それがことしは44しあいめといせきご“さいおそ”となったのには、ハッキリとしたりゆうがある。
「ホームランはきもちええからきけんなんや。うったよくじつなんか、むいしきにライトにヒッパロうとして、おとしあなにハマッてしまう。そこでがまんせなあかんのや。いままでなんども、いたいめにあってしっぱいしてきたからな」
かこ2ねんはシーズンしゅうばんにちょうしをくずした。さくねんは9つきのげっかんだりつ・217。これでは、もっともだいじなじきにチームにこうけんできない。「だげきはむずかしいで。じゅうなんねんかけて、はじめてちょっとわかったきがする」。こんきのスタンスは、てっていしたセンターがえし。このひ、ほんるいだよりも5かいのちゅうぜんだ、8かいのてきじないやあんだを「あれはおおきかったな」とよろこんだのも、おおむらにとってはしぜんなことだった。
もちろん、おうかんとくもりかいしている。「ことしはしゅつるいにてっしているね。いまのかんじでやってくれればいい」。もじどおり、チームをせんとうにたってヒッパル1ばんだしゃは、こんき5どめのもうだしょうでだりつを・367まであげた。こんき58あんだのうち、ちょうだはわずか5ほん。「ホームランはわすれて、あしたからまたセンターがえしや」と、ニコリともせずいいきった。 (やまもとやすあき)
=2007/05/17づけにしにほんスポーツ=