流し読みニュース > 記事 武藤日銀副総裁会見の一問一答(ロイター)
この記事を、ひらがな解除する
むとうにちぎんふくそうさいかいけんのいちもんいちとう(ろいたー)

武藤日銀副総裁会見の一問一答(ロイター

20日(水)19時46分



 [まつえ 20にち ロイター] むとうとしおにちぎんふくそうさいは20にち、まつえしでひらかれたきんゆうけいざいこんだんかいののち、きしゃかいけんした。しょうさいはいかのとおり。
 ──しじょうは8つき、9つきのりあげをオリコンでいる。
 「しじょうがつぎのりあげをどのようにオリコンでいるか、そのオリコンだすがたにたいしてにちぎんはどのようにたいおうしていくのかということについては、かねてからいっているように、にちぎんとしていつ(きんりが)あがるか、どういうタイミングならせいさくへんこうはありえるが、こういうタイミングではないといったようなじょうほうはっしんをするのはてきせつではない」
 「ちゅうおうぎんこうとしじょうとのたいわがいかにあるべきかということにしつもんのほんしつがあるとおもうが、このてんにかんしてはちゅうおうぎんこうはまず、けいざい・ぶっかじょうせいにかんするはんだんときんゆうせいさくうんえいのきほんてきかんがえかたをじょうほうはっしんする。しじょうさんかしゃはそうしたじょうほうをふまえたうえで、みずからのけいざい・ぶっかかんにてらしてしじょうきんりをけいせいする。ちゅうおうぎんこうはそのけいせいされたきんりからしじょうさんかしゃのけいざい・ぶっかかんについてのじょうほうはえるわけだが、みずからのじょうせいはんだんにやくだてていくことであって、それにしたがうとかそういうことではない」 
 「このそうほうのやりとりでなりたっているのがじょうほうはっしんだ。にちぎんとして『タイミングがいつだ』ということをじょうほうはっしんして、それにマーケットがついてくるというのもてきとうでなことではないし、ぎゃくのいみで、マーケットがあることをしめしたということにたいして、それについずいしていくちゅうおうぎんこうというのもてきとうでない。ちゅうおうぎんこうがしじょうさんかしゃによるきんゆうせいさくのみかたについてろんぴょうをくわえるということじしんがそうほうこうのコミュニケーションをそがいすることになりかねないのでてきせつではない」
 ──あるつきのきんゆうせいさくけっていかいごうでぜんいんいっちでげんじょういじしたが、つぎのかいごうでは8たい1などでりあげをきめるということはありえるのか。
 「きんゆうせいさくけっていかいごうでのぎろんというのは、まいかいまいかいそのときえられるすべてのじょうほうをもとにてっていしたぎろんをおこなって、そのうえではんだんすることであり、そのときのはんだんによってはいろいろなことがおこりえる。あることはぜったいおこらないとかいうことももうしあげるのはてきせつでないし、そのいみで、どのようなかたちでたすうけつがさいしゅうてきになりたつのかなりたたないのかは、そのときそのときのぎろんのけっかだ」
 ──ろうどうせいさんせいのこうじょうとぶっかとのかんけいについて。
 「ろうどうせいさんせいのじょうしょうをはかるというきほんてきなほうこうというのは、けいざいのげんそくからかんがえても、きぎょうけいえいのてっそくからいっても、ただしいほうこうにある。しかしいっぽうで、ちんぎんがどのようになってくのか、そういったさまざまなもんだいもあるし、さらにぶっかというものにどのようなえいきょうをあたえるかということになると、ユニットレーバーコストもとうぜんだが、それいがいのじゅきゅうよういんといったものがさまざまあるわけで、あることひとつをとって、それが(ぶっかにたいして)よくせいよういんになるのか、ソクシンよういんになるのかということにたいしては、きりとってぎろんすることはなかなかむずかしい。そうごうてきにはんだんすべきことがらだ」
 「ろうどうせいさんせいのじょうしょうがぶっかじょうしょうあつりょくをげんずるほうこうにはたらくのではないかというてんにかんしては、わたしもはんたいするものではまったくないが、ぶっかじょうしょう・ぶっかどうこうをかんがえるばあい、さまざまなかんてんがひつようであり、ひとつのかんてんからのみぎろんするのははんだんをあやまるというか、ただしいぎろんではない」
 ──5つき16、17にちのけっていかいごうぎじようしによると、しょうひしゃぶっかのじょうしょうりつはきちょうとしてすこしずつあがっていくとしても、とうめんのそくどについてはふかくじつせいがおおきいとみかたでいっちしている。げんじてんでもこのみかたにかわりはないか。
 「しょうひしゃぶっかがじょうしょうしたとしても、そのことにふかくじつせいがあるというはなしについては、そのたのじょうけんぬきにそのことだけをとりあげておたずねであるので、おこたえのしかたがたしょうりゅうほつきになるが、わたしどももこんごのぶっかのどうこうについては、いっていのふかくじつせいがあるとかんがえている」
 「ただ、ゆるやかではあるけれどもけいきのかくだいがつづく。ひとでふそくのもとで、さまざまなかどうりつがたかまり、ちんぎんにもじょうしょうあつりょくがかかっていく。じゅきゅうギャップがプラスほうこうでつづいていくというメーンシナリオをぜんていにするのであれば、ながいめでみれば、しょうひしゃぶっかはじょうしょうしていくほうこうにあるというのが、わたしどものメーンのシナリオとしてのはんだんだ。しかし、それには、さまざまなふかくじつせいがある。これはすでにてんぼうリポートなどでもあきらかにされているが、かいがいけいざいであるとか、そのほかぶっかをめぐるふかくじつせいというものがあるということについては、われわれとしてはアップサイド、ダウンサイドともにじゅうぶんにんしきするひつようがある」
 ──5つきけっていかいごうのぎじようしで、こんごのけいざいじょうせいしだいで、りあげのインターバルがへんかしうるというてんはこんかいのてんぼうリポートのなかでくふうしたポイントのひとつとのべている。4つきのてんぼうリポートではきんゆうせいさくについて「けいざい・ぶっかじょうせいのかいぜんどあいにおうじたペースでじょじょにきんりすいじゅんのちょうせいをおこなう」とあるが、さくねん10つきは「じょうせいのへんかにおうじてじょじょに」だった。このてんはくふうしたポイントのひとつとりかいしていいのか。
 「てんぼうリポートのひょうげんのなかで、こんごのきんゆうせいさくうんえいのきほんてきかんがえかたについてはごしてきのてんがいちばんおおきなへんこうてんだ。そこでひょうげんをしたかったことは、いっていのシナリオのもとでいっていきかんたったらせいさくへんこうをおこなっていくといったような、いわゆるスケジュールかんをもったせいさくへんこうといったようなぎろんがあるので、われわれとしてはそういうスケジュールかんをもったせいさくへんこうというものはかんがえていない。こんごのけいきかいふくのペースのどあいにおうじてたいおうしていくということをあきらかにしたわけであって、ぎじようしのなかのきじゅつがそのぶぶんをさしているとわたしもりかいしている」
 ──ぶっかのとうめんのそくどにふかくじつせいがあれば、インターバルはながくなるほうこうにさようするのではないか。
 「ふかくじつせいがダウンサイドのほうにバイアスがあると、そういうことをいうこともかのうかとおもうが、わたしじしんはぶっかじょうしょうがけいざいかいふくのどあいにおうじてじょうしょうしていかないリスク、なかなかぶっかがあがらないリスクがあるとどうじに、あるなんらかのてんかいというものをけいきとしてインフレきたいがたとえばたかまるといったようなことによって、うえふれるというリスクもありえるとおもっている。アップサイド、ダウンサイドりょうほうのリスクがあるといったのは、そういうことだ。したがって、ペースにおうじたせいさくてんかいというものが、いっぽうてきにさきのばしになるとかなんとかというわけではなく、そういうこともあるかもしれないし、はやまるほうこうにはたらくこともあるかもしれない。わたしはそのようにりかいしている」
 ──しじょうはかこのにちぎんのせいさくへんこうのけいけんをふまえて、インターバルはおおむね6カゲツぜんごとみているわけだが、きほんけいとしてはしじょうりかいはそれほどはずれていないのか。
 「そういうことをわたしどもからはっしんしたことはない。いっていのスケジュールかんをもってインターバルがせっていされるということをもうしあげたことはいちどもない。むしろそういうかんがえをもたないんだということだ。きほんけいのそんざいというおはなしがあったが、そのいみするところをかならずしもわたしもせいかくにとらえていないかもしればいが、なにかインターバルにかんしてきほんけいがあるというりかいがなされるようなかのうせいがあることをわたしはさけるべきだとおもっている。そのいみで、きほんけいがそんざいするというかんがえかたそのものにも、わたしはどういするわけにはいかないというか、かならずしも、そういうことではないのではないかとおもっている」
 ──ふくいとしひこそうさいはIMCかいごうで、さいだいのてきはインフレきたいのぞうだいだといった。これはどのようなことをそうていしているのか。
 「きゅうげきなインフレきたいのじょうしょうがにっぽんのさいだいのてきであるというそうさいのIMCでのはつげんというのは、せいかくなぶんみゃくをおぼえていないで、そういうことだったのかどうなのかじしんにもりゅうほがひつようだが、ぶっかをめぐるリスクにはアップサイド、ダウンサイドでりょうほうともあるが、わたしどもひとつは、ダウンサイドリスクとして、ぶっかげらくがさらにぶっかげらくをよぶというようないみで、デフレのスパイラルがおこるリスクがあるかということであれば、そういうかのうせいはかなりちいさいとはんだんしている。なぜならば、これまでのきぎょうのざいむたいしつといったようなものもリストラどりょくによってかいぜんされているし、きんゆうきかんにおいても、ざいむのけんぜんせいはかくだんにすすんだ。そういうなかで、いまいったようなデフレスパイラルというのはおこりにくいじょうきょうがあるのではないかとみている」
 「いっぽう、インフレがきゅうげきにおこるというかのうせいについては、これはわたしばかりではなく、かなりたすうのいけんだとりかいしているが、そのかのうせいがきっきんにせまっているとはかんがえていない。しかし、いわゆるリスクかんりのありかたとして、めったにおこらないかもしれないが、おこったらひじょうにおおきなダメージをけいざい・ぶっかにあたえるおそれがあるものにたいしては、われわれはきわめてえいびんでなければならない。そのいみで、さいだいのてきということばがてきせつかどうかはわからないが、やはりインフレきたいがきゅうげきにじょうしょうするかのうせいにたいしては、われわれはきわめてちゅういぶかくなければならない」
 ──じっしつじっこうレートがおおはばなえんやすで、にっけいへいきんかぶかもたかい。
 「じっしつじっこうかわせレートがプラザごういじのようなえんやすのじょうきょうにあるというのはじじつだ。それをコウカンしたかぶだかというのもかんさつされている。わたしどもはかわせにかんするかぎり、ぐたいてきなレベルというものがのぞましいかのぞましくないかについてろんぴょうするわけにはいかないが、しかしそれぞれのにっぽんのけいざいをはんえいし、かわせレートということであればあいてがたがいるわけで、あいてがたのくにのけいざいというものをひょうかしてマーケットにおいてかわせレートがきまっていくというのはきほんてきにただしいことであり、レベルがどうというよりは、あまりおおきなへんどうをもつということはマーケットをこんらんさせるおそれがあるので、あんていてきにすいいすることがのぞましいとかんがえている。これがこんごどうようになっていくかにたいしては、ちゅうおうぎんこうとしてはじゅうようなさんこうじょうほうなので、ちゅういぶかくウォッチしていきたい」
 ──てんぼうリポートのちゅうかんひょうかときんゆうせいさくうんえいのかんけいについて。 
 「3カゲツたったらちゅうかんひょうかするというのは、てんぼうリポートというとうめいせいこうじょうのためのぜんたいとしてのしくみだ。したがって、しくみそのものがなんらかのかたちできんゆうせいさくにちょくせつえいきょうすることはありえない。7つきというのはまいとしちゅうかんひょうかするということになっているので、それがなんらかのせいさくへんこうにちょっけつするということはありえないことだ。もちろん、ぎゃくに、それはそれとして、まいかいのきんゆうせいさくけっていかいごうにおいて、てっていしたとうろんをふまえてはんだんするということが、なんらかのかたちでタイミングとして、それ(せいさくへんこう)とあうということも、ろんりてきにははいじょされるべきものではない。あらゆるいみにおいて、これはむかんけいなことであるということだ」
 ──べいこくけいざいについて。
 「まいけいざいはせいちょうのどんかがおきており、そのおおきなりゆうのひとつとして、じゅうたくしじょうのちょうせいがある。しかし、じゅうたくしじょうのちょうせいがこんごどのようにしんてんしていくかについてのさきをどのていどみとおせるかについては、たしかにいちじはなつばにはじゅうたくしじょうのざいこちょうせいがおわってじょうしょうにてんじるだろうといういけんもあったが、それがちょっとこうズレするかもしれないというはなしがある。しかし、こうズレしてさきがわからなくなるようなじょうたいではないだろうとおもっている。なつばのざいこちょうせいのしゅうりょうがもうすこしつきたんいでのちズレしていく。しかし、あきなのかねんまつまでかかるのかについては、いろいろとふかくじつだが、そのていどのじかんのけいかによってちょうせいがおわるであろうということなので、メーンシナリオがじつげんしていくということであれば、べいこくけいざいのリスクがたかまっているということではなく、むしろソフトランディングのかのうせいというものがこうズレしつつもかくにんされるとみている」
 「ただ、そういうかたちでのちズレするということであると、じたいのすいいをしんちょうにみきわめていくということもまたじゅうようなことであり、けっしてもうこれでらっかんできるといったようなかんがえかたにはたっていない。しんちょうにみきわめていくひつようがある。しかしソフトランディングシナリオがいぜんメーンシナリオであって、べいけいざいがおおはばにダウンサイドリスクをかくだいしているとはみていないということだ」

この記事を、ひらがな解除する