ソフトバンクモバイルのパナソニックモバイルせい3Gたんまつ「810P」は、こくないではどうしゃはつとなるスライドボディをさいようした。ワンプッシュオープンきこうとうさいのおりたたみボディでおおくのファンをつかんできたどうしゃが、しんきじくのスライドボディでめざすものはなにか。この「フラットスライド」にこめた、どうしゃならではのくふうやいとをかいはつチームにきいた。
【たのがぞうがけいさいされたきじ】 「“705Pより”うすくしたい。そこに、どう“P”らしさをだしていくか」──。
ソフトバンクモバイルのパナソニックモバイルコミュニケーションズせいたんまつ「810P」は、じょうげがそのままずれるいっぱんてきなスライドけいしきとはことなる、「フラットスライド」というしんきじくのこうぞうをさいようし、あつさやく12.9ミリのうすがたスライドボディをじつげんした。それは、スライドがたというより、ストレートがたからダイヤルキーがとびだしてくるような──とたとえたほうがわかりやすいけいじょうだ。じょうげボディのだんさが2.6ミリほどしかないため、そうさかんもストレートがたのそれにちかいものになっている。
「まず、705Pよりもうすくしたいというきほんがいねんがありました」とかたるのは、デザインをたんとうしたAVCNモバイルグループコミュニケーションチームのきたでかつひろし。そもそもうすかった「705P」よりうすくするには──。そのためにえらばれたかたちの1つがスライドだった。
しかし、げんざいおおくのメーカーがスライドボディをさいようしているうえ、ソフトバンクモバイルむけにはSamsungでんしせいの「705SC」のようなうすがたをとくちょうにしたスライドたんまつもすでにそんざいする。そのため、こうはつとなるどうしゃにとって「たしゃとどうさべつかし、“Pらしさ”をだしていくか」がさらなるかだいだったとしょうひんきかくグループしょうひんきかくだいにチームのやまもとえいじしはふりかえる。
スライドしたさいにじょうげのボディのまにしょうじる「だんさ」。かいはつチームはここにちゃくもくした。かねてから、スライドたんまつにしょうじるにゅうりょくのしにくさにふまんをいだいていたこともある。
「この“だんさ”をできるだけすくなくするとどうか。さべつかがはかれることにくわえて、なによりそうさせいがたかまるではないか」(やまもとし)というのが、かいはつのしゅっぱつてんになった。
●“しんしゅくしきのストレートケータイ”ともいえる、パズルのようなないぶこうぞう
あつさやく14.8ミリの705Pいじょうにうすく、かつだんさをきょくりょくなくすしゅほうとして、こうぞうせっけいをたんとうするさいとうしからだされたアイデアが、こんかいさいようされた「フラットスライド」というこうぞうだった。
フラットスライドとはなにか。さいとうしはそのないぶこうぞうを“さんじげんテトリス”とたとえている。
いっぱんてきなスライドけいしきのたんまつは、かさなりあう2つのはこがじょうげにずれることでスライドする。いっぽうの810Pのフラットスライドこうぞうは、くみあわさったさんじげんてきなおうとつがハナレルことでスライドするしくみになっている。とじるとこのかくぶひんのおうとつがパズルのようにぴっちりすきまなくうまるこうぞうで、もじどおりブロックがかさなりあったテトリスのようなかんじである。
「ほんとうにパズルのようなこうぞうなので、ほんのすこしないぶのぶひんのしゅるいやいちをへんこうするだけでも1からすべてをくみかえなければならないほどシビアなちょうせんでした。そのため、とくにデザインたんとうとこうぞうせっけいたんとうのまでは、なんどもぎろんをかさねましたね」(まつもとし)
「ほんとうにパズルのようなこうぞうなので、ほんのすこしないぶのぶひんのしゅるいやいちをへんこうするだけでも1からすべてをくみかえなければならないほどシビアなちょうせんでした。そのため、とくにデザインたんとうとこうぞうせっけいたんとうのまでは、なんどもぎろんをかさねましたね」(まつもとし)
たとえばmicroSDスロットはかいはつとうしょ、ほんたいのみぎがわめんにあったという。ところがこのフラットスライドこうぞうは、したのボディがうえのボディをつつみこむようなUじがたフレームをさいようする。そのままではとじたときに、microSDをだしいれできないことがはんめいした。
「……3じげんパズルのくみなおしです。ただ、せっけいをおおきくへんこうすることになっても、ユーザーのりべんせいをかんがえるとスロットのいちはうごかさざるをえませんでした」(きたいずるし)
「そのほか、キーのおおきさやけいじょうやはいちもくふうしました。こうぞうじょうのせいげんがあるなかで、どんなしゅるいのキーをどうはいちすればもっともうちやすいか、かなりぎろんをかさねました」(やまもとし)
705Pや706Pはうすがたかにつごうのよいシートキーをさいようしたが、おしにくいというこえもいちぶにあった。そのためこんかいは、あえてバックライトつきのやまがたのキーをさいようした。
「さらにうすさをついきゅうしたいっぽうで、キーのおしやすさやも705Pよりこうじょうしたとおもいます」(きたいずるし)
つかいがってやデザインせいと、かんせいどのたかいりったいパズルのりょうりつをはかるなかで、もう1つかだいとなったのがきょうどだ。りったいてきなおうとつをくみあわせてしんしゅくさせるフラットスライドのきほんこうぞうはさきほどのべたとおりだが、スライドさせ、このおうとつがハナレルとぜんごのぶひんのまにくうどうができる。そのくうどうが、とじたときとひらいたときとのきょうどのさをうむことになってしまうわけだ。そのため「そのぶんをおぎなうべく、いたじょうのきんぞくそざいをまたパズルをくむようにはいちしてほきょうした」とさいとうし。ほきょうしたとかんたんにいうが、あつさやく12.9ミリのボディにすきまなくぶひんがあるなかでのことである。
そうして、いわれなければわからないせっけいじょうのくろうのすえ、うすがたながらとじてもひらいても“しなって”ふあんをかんじることはないたんまつにしあがった。そもそもあたりまえのことのようだが、いっそうのうすがたかがすすむけいたいにとって、ユーザーをふあんにさせないためのとりくみもじゅうようかだいの1つになってくるだろう。
「とにかくぜんれいのないかたちでしたから、さんこうにできるきかくやきじゅんがありませんでした。すべて1からはじめたので、きょうどについてはとくになんどもなんどもテストをかさねました」(さいとうし)
「かいはつきかんはとうしょのよていよりながくなりましたが、さいごにこうじょうぶもんもがんばってくれて、ぜんたいのきかんはこれまでとほとんどどういつのきかんでおさめることができました。みんながあたらしいものをおくりだすんだというきもちでとりくんだけっかですね」(まつもとし)
このあたらしいカタチへのチャレンジは、ユーザーにどううけいれられていくのか。そのせいかによって、どうしゃせいたんまつのアイデンティティの1つにもなったワンプッシュオープンきこうとどうように、この“フラットスライド”がどうしゃたんまつのかおとなるひがくるかもしれない。
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「810P」さいしんきじいちらん
こんどの“P”はうすがたスライドボディ、だんさがすくないしんきこう──「810P」
チタンボディ、フラットスライド、VGAたすHSDPA、WindowsMobile6など12たす1モデル──ソフトバンクのなつモデル
“うすさ”“かたさ”にこめたおもいと“ピンク”へのこだわり(705P/2006ねん10つき)
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