ほんとうにくるしかった。なんどもなんどもあきらめそうになった。だがそのたびにいきをふきかえし、ついにしかいにとらえたかんきのゴールテープ。きょじんがちゅうにちとのけっせんをせいし、30にちにも5ねんぶりのユウショウがきまる。げんかんとくは「すべてにおいてまんてんだ」と、こうふんをかくさなかった。
しあいをきめたのは2ねんめのふくへい・わきやだった。4-4のろくかいいっしさんるい。フルカウントからあさくらのないかくちょっきゅうをふりぬくと、だきゅうはいっちょくせんにうよくせきさいぜんれつへとびこんだ。こんき1ごうがねせんきんのけっしょう2ラン。「だんどうがひくかったので、まさかホームランになるとおもわなかった」とほんにんもおどろくいちげきだ。
さんかいにははんげきのきてんとなるちゅうぜんだをはなち、よんかいには1てんさにせまるひだりぜんてきじだ。「ぼくはむかしからだいぶたいにつよいんです」とわらったが、きょうれつなまでのはんこつしんがあるからこそいえるひとことだ。
7つき11にちのはんしんせんでじしんのしっさくがたいりょうしってんにむすびつき、しあいごに2ぐんこうかくをいいわたされた。しっさくにつながっただきゅうはしょりのむずかしいあたりだったが、ほんにんはグチひとついわず「やるしかないんだよ」とごきをつよめた。
ぼうしのつばに「8・19」とかきこんでいる。これは、8つき19にちのヤクルトせんでぎゃくてんのぜっこうきでぼんたいし、はらかんとくから「チームをせおってたつおとこなんだから」とゲキをとばされたことをわすれないため。「くやしいことはぜったいにわすれない」というわきやだからこそ、だいぶたいでちからをはっきできる。
4てんさをひっくりかえしたはらきょじん。ごかいにはりスンヨプのどうてん29ごうソロ、はちかいにはたかはしゆかりのじこさいた、ほんるいだおうトップにならぶ35ごう2ランもとびだした。27にちにちゅうにちがやぶれれば、ユウショウマジック「2」がてんとうする。「のこり2しあい、ぜんりょくでたたかう」とちからをこめたはらかんとく。ひがんのペナントはてがとどくところにある。