「どよう・ごぜん5じはんのはなドロボウさんへ」ひく。ふくおかしのとしんにビルをもつかいしゃやくいんのむらおかまさこさん(57)はこんげつ5にち、ビルげんかんをかざるはちうえのねもとに、こんなかきだしのメッセージカードをおいた。はなドロボウはやめて、とうったえるないよう。9つきにさつえいされたかんしカメラはけい2かい、じょせいらしきじんぶつのふしんなこうどうをうつしていた。いずれもどようびごぜん5じはんごろのえいぞう。“ようぎしゃ”のりょうしんに、むらおかさんのかなしいうったえはとどくだろうか。 (ちいきほうどうセンター・いけださと)
てんぽとちんたいマンションがにゅうきょするそのビル(ふくおかしちゅうおうくわたなべどおり)は、むらおかさんのおっとがけいえいするけんせつかいしゃがしょゆう。にしてつやくいんえきにりんせつし、3ねんまえのかんせいとうしょからふほうちゅうわになやまされた。
どうしゃじょうむのむらおかさんは「じてんしゃをほうちしにくいふんいきをつくろう」とかんがえた。ビルのぜんごにいろとりどりのはなやかんようしょくぶつのはちうえやく20こをならべ、いちぶをしばふでりょくかした。「きれいですね」「まいあさたのしんでます」。つうきんとちゅうにこえをかけてくれるひとがふえ、うれしかった。
だが、はなやしょくぶつがたびたびもちさられた。あくしつなこういはエスカレート。ことしになって、やく10キロのはちうえごとぬすまれるひがいも。やむなくかんしカメラのろくがえいぞうをたしかめた。
えいぞうには9つき1にちと29にち、いずれもどようのごぜん5じはんごろ、じょせいらしきひとがうつっていた。ビルのまえをうろつき、かんようしょくぶつをひきぬいたり、はちごとかかえたりしてもちさったようにみえる。
「はなをぬすむな」とかいためだつかんばんをたてようかとむらおかさんはかんがえた。しかし、ぶすいなかんばんのせいで「せっかくのはなとみどりのふんいきをだいなしにしたくない」とまよった。
かんがえぬいてのけつろん。それは、はちうえのねもとにちいさなメッセージカードをおくことだった。くしんしてねりあげたメッセージをカードにいんさつ。とうめいのフィルムにつつんでクリップにとりつけ、はちうえのねもとにさしこんだ。
カードははちうえのかんようしょくぶつとどうしょくのりょくしょく、おおきさもめいしほど。つうこうにんはそのそんざいにきづかず、はちうえをもちさろうとするひとだけに「よんでもらえれば」とのアイデアだ。
カードには、こうかかれている(げんぶんどおり)。
<strong>『どよう・ごぜん5じはんのはなドロボウさんへ たびかさなるもちさりにわたしどもはこころをいため あなた(あなた)のおすがたをかくにんさせていただきました これいじょうかなしませないでください』</strong>
=2007/10/13づけにしにほんしんぶんゆうかん=