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【かがく】いきたかせきしーらかんすのなぞをおえ(さんけいしんぶん)

【科学】生きた化石シーラカンスの謎を追え(産経新聞

5日(月)8時0分



 □あらたなせいそくちをはっけん 「しんか」のかいめいにいどむ にっぽんのけんきゅうチーム

 「いきたかせき」とよばれるシーラカンスのなぞをとくけんきゅうが、にっぽんでかそくしている。ふくしまけんいわきしのかいようかがくかん「アクアマリンふくしま」は、アフリカのタンザニアおきであらたなせいそくちをはっけん。とうきょうこうぎょうだいではねんないにせいぎょをかいぼうし、けいたいがくてきなけんきゅうをはじめる。ぎょるいとりょうせいるいのちゅうかんにいちするこだいぎょから、りくじょうどうぶつのしんかのみちすじがみえてくる。(おさないようすけ)

 ■ぜんちょう1・6メートル

 「これはおおきい。はくりょくあるね」

 10つき26にち、よこはましみどりくのとうきょうこうぎょうだい。だいがくいんせいめいりこうがくけんきゅうかのおかだのりひろきょうじゅは、タンザニアからきぞうされたシーラカンスがとうちゃくすると、おもわずこえをあげた。

 2005ねんにほかくされためすのせいぎょで、ぜんちょう1・6メートル。ほかくじのたいじゅうは105キロではらに36このたまごがあり、このうち6こがとうこうだいにとどいた。たまごはちょっけいやく10センチとやきゅうのボールよりおおきい。

 おかだきょうじゅは、タンザニアすいさんがくけんきゅうじょとシーラカンスのきょうどうけんきゅうをおこなっており、きぞうは2ひきめ。2ねんまえの1ひきめはせいべつふめいでかいぼうしていないため、こんかいがじっしつてきにさいしょのひょうほんになる。

 こくりつかがくはくぶつかんなどのきょうりょくをえて12つきげじゅんにかいぼうをはじめるよていだ。「せきつい(せきつい)どうぶつがうみからりくへしんしゅつしただいイベントが、どんなプロセスでおきたのか。おもしろいことがわかるはず」ときたいをふくらませる。

 ■タンザニアちょうさ

 シーラカンスはやく3おく8000まんねんまえのこせいだいデボンおさむにしゅつげんした。さんじょうきのからはくあきにかけてはんえいし、やく7500まんねんまえのきょうりゅうじだいにぜつめつしたとかんがえられていた。

 ところが1938ねん、ミナミアフリカおきでかせきとおなじすがたのこたいがはっけんされ、せかいにしょうげきをあたえた。98ねんにはインドネシアでもみつかり、アフリカがたとインドネシアがたの2しゅがいることがわかった。

 アフリカのシーラカンスは、すうねんまえからいへんがおきた。せいそくちはミナミアフリカとコモロしょとうしかかくにんされていないのに、とおくハナレたタンザニアでほかくれいがきゅうぞうしたのだ。コモロしょとうのこたいがたまたまにしへひょうちゃくしたのか、あるいは3ばんめのせいそくちがあるのか。けんきゅうしゃのまでぎろんがつづいた。

 けっちゃくをつけたのは、アクアマリンふくしまのちょうさたいだ。ことし9〜10つき、タンザニアほくぶのタンガおきですいちゅうロボットをつかったちょうさをじっし。すいしん150〜200メートルのあなばでのべ9ひきのシーラカンスのさつえいにせいこうし、みちのせいそくちをつきとめた。

 ちょうさたいのやまうちしんやふくしゅにんは「シーラカンスは、しゃめんのあなやどうくつ(どうくつ)などかぎられたばしょでしかいきられない。せいそくちのほぜんかつどうにつなげてほしい」とはなす。

 いっぽう、おかだきょうじゅらはタンザニアでほかくされた10ひきについて、ミトコンドリアのゲノム(ぜんいでんじょうほう)をかいせきした。そのけっか、ミナミアフリカやコモロしょとうとはことなるタイプのはいれつをもつことがはんめい。タンザニアでは100まんねんいじょうもまえから、こゆうのしゅうだんがせいそくしていたことをあきらかにした。

 ■かぎにぎるひれ

 シーラカンスのからだでとくちょうてきなのは、むねとはらのひれだ。ひれがからだにちょくせつついているふつうのさかなとはちがって、ねもとにふといほねときんにくがある。シーラカンスのそせんは、これをてあしのようにうごかしてうみからりくへあがったらしい。

 とうこうだいチームのかいぼうをたんとうするこくりつかがくはくぶつかんのやまだかく(ただす)・せきついどうぶつけんきゅうグループちょうは「ひれのきんにくがどのしんけいにしはいされているのかくわしくしらべ、よつあしどうぶつとのきょうつうてんやちがいをあきらかにしたい」とはなす。

 たまごをつかったけんきゅうでは、ひれのけいせいだんかいではたらいているいでんしをぶんせき。りくじょうどうぶつのてあしをつくるいでんしとひかくすることで、しんかのかていをさぐる。こんかいのたまごではいはみつかっていないが、しょうらいはよりせいじゅくしたたまごでのけんきゅうをめざす。

 シーラカンスは、やく3500まんねんまえに2しゅにぶんきしたことがとうだいかいようけんきゅうじょのけいとうぶんせきでわかっており、インドあたいりくのほくじょうでとうざいにぶんだんされたとのせつがゆうりょくだ。

 しかし、アクアマリンふくしまのあべよしたかかんちょうは「こうかいやスリランカふきんでもいきているかのうせいがある。たいりくいどうによるぶんだんせつはひていされるかもしれない」とみる。しんかのなぞは、そうぞういじょうのおくゆきがありそうだ。

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