ウオッカ(めす3、りっとう・すみきょ)がれきしてきなしょうりへ、また1ほちかづいた。ありまきねん(G1、しば2500メートル、23にち=なかやま)のさいしゅうおいぎりが19にち、とうざいトレセンでおこなわれた。りっとうさかじでおわれたウオッカは4ハロン54びょう6ひく12びょう9をマーク。ひかえめなとけいながら、ばんぜんのしあがりをアピールした。ひんばのユウショウは71ねんトウメイがさいご。それでもひんばとして64ねんぶりにダービーをせいしたウオッカなら、ファンとうひょう1いのしじにこたえてふたたびかいきょをたっせいできる。
ウオッカにまたがるよんいひろふみきしゅ(35)のては、スタートからゴールまでうごかなかった。おおきくじょうげさせるウオッカのくびのうごきにあわせるように、たづなをつかむてをぜんごさせる。テーマは「オーバーワークにならないこと」。ぜんあしをおおきくなげだし、うしろあしをうちにひきよせ、ウッドチップをごうかいにはねあげるウオッカのはしりは、しゅういのしせんをひとりじめしていた。
けいそくされたタイムはたんはしで4ハロン54びょう6、ラスト12びょう9(うまなり)。セーブぎみだが、それでよかった。12にちにウッドコースでおこなわれた1しゅうまえおいきりで、5ハロン62びょう7ひく11びょう7のもうとけいをマーク。このじてんで、ほぼしあがっている。こんしゅうはせいしんめんをととのえ、きりょくをじゅうてんするだけでよかった。
よんいは「しじはとくになかった。いいじょうたい。このあきいちばんのできでだせる」といいきった。れきしてきしょうりをおさめたダービーいこう、かちぼしがない。エリザベスじょおうはいでは、とうじつあさにひずめ(ひづめ)にえんしょうをおこしてしゅっそうをとりけし、リズムをくずした。しかし、そのごのまえはしジャパンCでは4ちゃくとちからをみせた。よんいは「よくガンバッたというきもちと、くやしいというきもちがはんぶんずつ」とふくざつなひょうじょうをみせるが、このひのうごきをみるかぎり、うわづみはじゅうぶんだ。
G1・10しょうのめいしゅも、ウオッカのそこしれぬのうりょくにはどぎもをぬかされてきた。「じぶんがおもう『つよいうま』というわくをこえている。のっていて、わくわくしてくる」。ちょうきょうでよんいやきゅうしゃスタッフがウオッカにきじょうするときは、まてのしじでまたせ、ゴーサインにはんのうさせるというきほんをてっていしている。そのぶん、ムチはいれない。このひ、よんいはムチをきゅうしゃにおいてきた。むやみにムチをつかえば、なみはずれたポテンシャルがいっきにはじけてコントロールできなくなるかのうせいがある。こんかいもさいしんのちゅういをはらったけっか、ばんぜんのしあげをほどこすことができた。
どうあくでどろにまみれ、8ちゃくにしずんだたからづかきねん。すえあしふはつの3ちゃくだったあきはなしょう。こしょうでさんせんさえできなかったがいせんもんしょう。かずかずのしれんをのりこえためいめすは、ファンとうひょう1いというさいこうのげきれいをうけてだいいちばんにむかう。よんいは「ちょういちりゅうばをあいてにするしあまくないけど、ファンとうひょう1いのうまにのれるなんてそうあることじゃない。めいよだしこうえい。みんなのおもいをせおって、かちにいくケイバをしたい」。れきしのとびらにふたたびてをかけたとき、しょうりのめがみがそっとあとおししてくれるはずだ。【たかはしさとし】