ストーリー、スピード、スペクタクル、この3ようそをかねそなえ、いちかわえんのすけがげんだいにうみだしたあらたなるかぶき「スーパーかぶき」。そのだいひょうさく『ヤマトタケル』が、いちかわうこん・いちかわだんじろうのダブルキャストで、3つき5にち(すい)とうきょう・しんばしえんぶじょうにて3ねんぶりにかいまくした。
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スーパーかぶき『ヤマトタケル』しゃしんやまとのくにのえいゆう・おうすいのち(のちのヤマトタケル)のしょうがいをえがいた、たけだけしくもかなしいものがたり『ヤマトタケル』。ぜんさんまく、きゅうけいまでふくめるとやく4じかんはんというたいさくにもかかわらず、けっしてながくかんじない。さくひんぜんたいをかけるしっそうかん、それがスーパーかぶきがかかげる"スピード"そのものになっており、だいひとまく・だいにじょうのおおきなみどころにもなっている。あに・だいうすいのちのむほんをしり、あやまってあにをあやめてしまうおうすいのち。ふたごのきょうだいのきりあいを1にん2やくのはやがえでえんじるのだが、このはやがえがそのなにふさわしくはやい! だいうすいのちからおうすいのちへ、おうすいのちからだいうすいのちへ。たてのうつくしさともあいまって、そのみょうぎにかたときもめをハナスことができなかった。だいにまくのだいさんじょうには、"スペクタクル"をだいひょうするシーンが。とうごく・えぞとうばつのため、やいづにたちよったタケルは、さがみのくにのみやつこ・ヤイラムのわなにはまりひぜめにあってしまう。しんくのぬのがなみうち、まっかにそめあがるぶたい。そこをじゅうおうむじんにとびかうのは、ひのせいをえんじるきょうげきはいゆうたち。タケルたちとにんげんわざとはおもえないちょうぜつアクロバットでミセルひのせいとのしとうは、げんそうてきかつそうだいなものとして、だいにまくのおおきなみどころとなっている。そして"スペクタクル"さいだいのみせばとなるのが、ラストのちゅうのり。こころざしなかばでいのちつきたタケルが、みのたけほどもあるはねをはばたかせ、しろいとりとなってそらへとまいあがっていく。あっとうてきなはくりょくとうつくしさ。スーパーかぶきいがいのなにものでもあじわえないミリョクが、このシーンにぎょうしゅくされているといえるだろう。
こんかいで6どめのさいえんとなるほんさく。ここまでかんきゃくにあいされるのは、“ストーリー”によるぶぶんもおおきい。しゅじんこう・ヤマトタケルは、けっしてかんぜんなるえいゆうではない。ちちにあいされていないとなきくずれ、じぶんのちからをおごったためにふかくをとってしまう。このなんともにんげんくさいタケルがしゅじんこうだからこそ、かんきゃくのこころにつよくひびくのだ。
ヤマトタケルとタケヒコの2やくにいどむうこんとだんじろうは、3ねんまえのこうえんにつづいてのさいとうばん。はつのえんのすけふざいというじゅうせきから、ともにこのたいやくをつかみきれずにいたようにもみえたぜんかい。しかし3ねんというとしつきは、やくしゃとしてかれらにおおきなせいちょうをもたらしたようだ。こつぶでピリリとつらいうこんばんタケルに、キリリとみずみずしいだんじろうばんタケル。それぞれにちがったあじわいがあり、どちらのぶたいからもおのれのタケルぞうをてにしたじしんがみなぎっていた。
ほんこうえんは、3つき25にち(ひ)までどうげきじょうにて、そのご、4つきふくおか・はかたざ、5つきおおさかしょうちくざ、6つきあいちけん・ちゅうにちげきじょうにてじょうえん。4だいとしをめぐる4カゲツこうえんはスーパーかぶきしじょう・さいだいきぼとなる。