にっさんじどうしゃは、メディアかんけいしゃをたいしょうにどうしゃのあんぜんぎじゅつをしょうかいする「にっさんクルマのあんぜんぎじゅつたいけんイベント」をじっしした。シートベルト、エアバック、ABS……くるまにのるひとにはおなじみのあんぜんぎじゅつだが、そのこうかやただしいつかいかたについては、なかなかしっかりとおそわるきかいがすくない。かくいうひっしゃもあんぜんにたいするちしきといえば、「シートベルトをつけるときは、シートにふかくすわり、すきまがなくなるようベルトをひいてそうちゃくする」といったていど。こんかいのイベントでは、いまさらきくのははずかしいようなきほんてきなちしきやぎじゅつを、デモンストレーションをまじえてしょうかいしてくれるというので、そのないようを“てんけいてきペーパードライバー”ことひっしゃによるたいけんリポートでしょうかいしたい。
【たのがぞう】●キホンのキホンを、しっかりふくしゅう
あんぜんのきほんは、やはりシートベルト。しかしそのこうかは、ただつけるだけではしんかをはっきしない。ひっしゃがふだんじっせんしていることはじょうきのとおりだが、ほかになにをきをつければいいのかを、スタッフのほうがおしえてくれた。
「あつでのうわぎやダウンジャケットは、すきまをうむげんいんになるので、ぬいでいただくのがベストです。また、ベルトのねじれをなおすこともわすれずに。ねじれたぶぶんにはしょうとつのさいにおおきなふかがくわわります」
ちしきはあっても、ふだんのかくにんとなると……アヤしいかたもおおいのでは?さらに、ベルトのかぶぶんがしっかりとこしにあたっていることもじゅうようなのだという。やらわかいおなかなどにベルトがくいこめば、ないぞうはれつのおそれがあるからだ。さらに、かたにベルトがあたるようベルトいちをちょうせつすることもたいせつだという。「かたよりそとがわですと、しょうげきでじょうはんしんがスッポリとベルトからぬけてしまいますし、うちがわだとくびにくいこみきけんです」。
これらのポイントにくわえ、さいごにシートベルトをひくいちてまもわすれずにしたい。
●もう1にんのドライバー“VDC”
シートベルトやチャイルドシートは、ドライバーがいしきさえしていればてきせつにあんぜんをかくほできる。しかし、とっさのきゅうブレーキやハンドリングによるくるまのきょどうを、なにのアシストもなしにおさえようとしたら――そうとうのテクニックとけいけんをようきゅうされてしまうだろう。かくじどうしゃメーカーはいずれも、いっぱんのドライバーがもしものさいにもあんぜんにくるまをコントロールできるようなせいぎょきのうのかいはつにしんけつをそそいでいる。
さいきんのくるまではおなじみのABS(AntilockBrakeSystem)もその1つ。きゅうブレーキによりタイヤがロックしたばあい、くるまはスリップしてしまい、しゃたいのコントロールやすばやいていしがこんなんになる。これをおさえるには、タイヤのロックをかいじょするためにブレーキをゆるめ、またふみなおす“ポンピング・ブレーキ”のテクニックがひつようだが、これをじどうでおこなってくれるのがABSだ。
にっさんではこのABSにくわえ、さまざまなセンサーをくししてよきせぬきょどうをけんちしそうごうてきにしゃたいをせいぎょするぎじゅつを“VDC”(VehicleDynamicControl)とそうしょうしている。こんかいはそのせいのうを、しんがた「スカイライン」でたいけんしてきた。
まずはABSのデモから。みぎのタイヤはこおったろめんとどうていどのまさつしかないみずびたしのマットのうえを、ひだりのタイヤはつうじょうのアスファルトをそうこうし、きゅうブレーキをかける。さゆうのまさつけいすうがちがうためしゃたいのコントロールはいっそうこんなんなはずだが、4りんをこべつにせいぎょするためくるまはまっすぐすすみ、とまる。「1つしかないフットブレーキで4りんをべつべつにせいぎょできないのはもちろんのこと、じんりきのポンピング・ブレーキでは、ここまでみじかいきょりでとまるのはふかのうです」(せつめいいん)。
つづいてたいけんしたのは、VDCをくししたばあいとそうでないばあいのよこすべりのひかく。スタッフうんてんのもと、みずびたしのマットのうえをじそく20キロていどでそうこうし、みぎからひだりへとスラロームそうこうをこころみる。VDCをオフにしたそうこうでは、ハンドルをみぎにきるとどうじによこすべりがはじまり、ひだりにきったしゅんかん、かんだかいエンジンおんとともにくるまがおおきくスピンした。
「はでにみせるためにアクセルをふんだとおもうかもしれませんが、そうではありません。あのエンジンおんはタイヤがくうてんしたためにおこったもので、アクセルじたいはゆるめているんです」
では、VDCをオンにするとどうなるか。けつろんからいうと「いとしたほうこうにきちんとスラロームした」のだが、“すべった?”とかんじたつぎのしゅんかんには、もうくるまのほうこうがほせいされている――そんないんしょうのくりかえしだった。ハンドルのかじかくとくるまのきょどうとをてらしあわせ、いとしたほうこうにすすむようかくタイヤのトラクションなどをせいぎょしているという。
じてんしゃほどのそくどでここまでちがいがでてしまうというのが、なによりもおどろき。じっさいはこれいじょうのそくどでそうこうするばめんがおおいわけで、そんなときVDCがオンになっていなかったら……と、かんがえてしまう。
このほかにも、「スカイラインクーペ」と「GT-R」にさいようされたほこうしゃのしょうげきかんわそうち「ポップアップエンジンフード」のデモや、「アラウンドビューモニター」のたいけん、さらにいんしゅうんてんこんぜつのとりくみとしてつくられたコンセプトカーのデモンストレーションなどをうけることができた。こうしたどうしゃのあんぜんぎじゅつをいちどにたいけんできるいっぱんしせつはざんねんながらないとのことだが、たいけんして“めからウロコ”がおちてしまったひっしゃとしては、ドライバーのあんぜんいしきをひろめるしゅだんの1つとして、こうしたきかいがふえることをねがいたい。ここのたいかんマシンはタイヤメーカーなどのイベントをはじめ、さまざまなきかくにつかわれているそうなので、みつけたほうにはぜひためしてほしい。
(+DStyle)
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