3つき14にち(きん)よりいよいよこうかいとなる、ディズニーのさいしんげきじょうさくひん「まほうにかけられて」。ほんさくは、“おとぎのくに”アンダレージアにすむプリンセス・ジゼルの、はらんばんじょうのだいぼうけんをえがいたファンタジーえいが。あこがれのおうじさまとのけっこんしきとうじつ、ジゼルはいじわるなじょおうのまほうによって、ある「おそろしいせかい」へとおくりこまれてしまう。そこはなんと、すべてが“おとぎのくに”とはせいはんたいのまち――げんだいのニューヨークだった!!
【たのがぞう】 じっしゃとアニメーションをたくみにオリまぜながらえがかれていく「おとぎのくに」と「げんじつ」とのギャップ。じゅんすいむくで、どこでもすぐにうたいだしてしまうジゼルの“きこう”にくしょうしながらも、ふとしたしゅんかんに「ホントにおかしいのはどっちなんだろう」とかんがえさせられる。ずいしょにちりばめられた、かこのディズニーさくひんへのオマージュもたのしく、おとなからこどもまでいっしょになってドキドキ、ワクワクできる、はるやすみにぴったりのさくひんだ。
こんかいはえいがのこうかいと、さらに3つき13にち(き)にディズニー・インタラクティブ・スタジオよりはつばいとなるニンテンドーDSようソフト「まほうにかけられて」のリリースをきねんして、ほんさくひんのかんとくをつとめたケヴィン・リマしにおはなしをうかがうことができた。インタビューまえには「ゲームはにがてなんだ(えみ)」とくしょうしていたケヴィンしだったが――。
●ゲームはえいがを「かくちょう・はってん」させてくれるモノ
―― ほんじつはよろしくおねがいいたします。
リマし: むすめがDSをもっているので、それをおもいだしてがんばるよ(えみ)
―― まず、えいがをつくるがわとして、ゲームをつくるさいに「こうしてほしい」というきぼうや、またぎゃくに「こうはしてほしくない」というこだわりはありますか?
リマし: たいせつなのは、キャラクターがちゅうじつにえがかれているということ。たとえばえいがのなかでキャラクターがこういうはんのうをした。そうしたら、ゲームのなかでもそこはやっぱりおなじようなはんのうをしてほしい。ゲームがえいがのせかいをさらにひろげてくれるぶんにはかまわないけれど、だいじなのはそのせかいかんがいっちしているということ。わたしとしては、それさえまもってもらえればまんぞくですね。
―― こんかい、ゲームをつくるにあたって、かんとくはどのていどかかわったのでしょうか。
リマし: かいはつがわとこべつに3どほどうちあわせをしたくらいですね。そのさい、えいがとせかいかんがことなるぶぶんがあったら、しゅうせいするようくちをはさんだり。
―― DSばんをあそんでみたかんそうはどうでしたか?
リマし: ええと、じつはわたしがあまりにもヘタなので、まだあまりさきにはすすめていなくて……。じょばんのピップ(ジゼルのともだちのシマリス)のステージまではかんたんだったんだけど、なにせひどいビデオゲームおんちなので(えみ)。ただわたしの8さいのむすめはこのゲームをたいへんにきにいっていて、そのいみではすばらしいさくひんだとおもいましたね。
―― ゲームのはなしばかりできょうしゅくですが、このゲームをてにとったにっぽんのこどもたちに、たとえばどんなところを、どのようにたのしんでもらいたいですか?
リマし: ゲームというのはえいがのせかいを「かくちょう・はってん」させてくれるものだとわたしはとらえているんです。たとえば、えいがでのたいけんがすごくたのしいものだったから、そのせかいをもっとけいぞくしてたのしんでいたい――そういうところにゲームのやくわりがある。だからゲームをつうじて、えいがのあらたなようそをたいけんしてもらう。そんなあそびかたをしてもらえたらうれしいですね。
―― もしゲームをあそぶとしたら、えいがを「みるまえ」と「みたのち」どっちがオススメでしょうか。
リマし: もちろんわたしはかんとくですから、さきにえいがをたいけんしてほしいですね(えみ)。まずキャラクターについてりかいをふかめてもらったうえでプレイしたほうが、きっとえいがのばめんをおもいだしたりしながらたのしくあそべるんじゃないかな。
―― ちなみにえいがのなかでは、ピップのこえはかんとくじしんがたんとうされていますが、ゲームのほうでもやはりかんとくのこえがつかわれているんでしょうか。
リマし: ノー!ゲームのほうではわたしのこえはつかわれていないんですよ。わたしはそれがふまんで、それについてはのちでメーカーにといあわせてみるつもりです(えみ)。そもそもさいしょにゲームかのはなしをきいたとき、わたしは「ピップをしゅじんこうにしたゲームをつくるべきだ」ってていあんしたんですが(えみ)。
●めざしたのは「ディズニーへのラブレター」
―― いままであそんだゲームのなかで、とくにいんしょうてきなものはありましたか?
リマし: ええと、こういうとわたしがディズニーのこうこくとうみたいにおもわれそうなんですが、むすめがもっている「ディズニープリンセスまほうのジュエル」というゲーム。あれならわたしでもできてよかったですね。あとはわたしが「ターザン」というえいがをてがけていたとき、ちょっとしたあきじかんなどにあそんでいた「スパイロザドラゴン」。って、なんだかおこさまむけのゲームばかりですが(えみ)。
―― こんかいのえいがは、アニメーションとじっしゃという2つのしゅほうをつかってえがかれていますが、そうはんするふたつのせかいをくみあわせるにあたって、おもしろかったことや、ぎゃくにくろうしたことはありますか?
リマし: まずたのしかったのは、ディズニーさくひんをしょうちょうするようなキャラクターを、いかにげんじつのせかいにほんやくしていくかというところ。「なまみのにんげん」というじょうたいで、どうやったらディズニーらしさをつたえられるか。やくしゃさんともいろいろそうだんしながら、それをきめていくのはおもしろかったですね。
ぎゃくにむずかしかったのは、さくひんのトーンをきめること。あいのあるパロディをやろう、ディズニーさくひんにたいするラブレターのようなさくひんにしよう、というおもいはさいしょからあった。でもどうしたらそれをたっせいできるのか、このあたりはくろうしましたね。それがとくにうまくいったのが「HappyWorkingSong」のシーン。ここはいわゆるこてんてきなディズニーさくひんへのオマージュでありつつも、さらにもうひとひねりくわえたわらいをえがけたとおもっています。
―― えいがのなかでは、ロバートはじぶんのむすめに「えほんやしょうせつなんてくだらない」とおしえていましたが、かんとくじしんは、むすめさんにゲームをもたせるということについてどうかんがえていますか?
リマし: もちろんあるていどせいげんはもうけるけれど、なにごともてきどにやっているぶんにはもんだいないんじゃないかな。たとえばもしむすめがあまりにもDSにむちゅうになってしまって、ゆうしょくもたべないであそんでばかりいる――なんてことになってしまったら、そのときはまたきびしくせいげんしなければならないとおもうけれど(えみ)。
―― さいごに、さくひんのなかでリマかんとくがスキなキャラクターは?
リマし: うーん、まるでじぶんのこどものなかでだれがいちばんスキかきかれているみたいでむずかしいけど、しいていえばジゼルかな。おとこのわたしがいうとみょうにおもわれるかもしれないけれど、やっぱりかのじょのじゅんしんさであったり、あたらしいせかいにたいしてせっきょくてきにまなぼうとするしせい、そしてものがたりがすすむにつれてにんげんてきにまるみをおびていくあたりは、ひじょうにミリョクてきというか、したしみをおぼえますね。
―― ほんじつはどうもありがとうございました。
●ゆめをわすれたおとなにこそみてもらいたいさくひん
インタビューちゅうも、つねにえがおやジョークをたやさず、きしゃたちをたのしませてくれたリマし。さくひんどおりのあかるく、ユニークなひとがらは、まさに「このさくひんにしてこのかんとくあり」といういんしょうだった。
ディズニーさくひんというと、どうしてもこどもむけのいんしょうがあるが、このさくひんにかぎっていえば、こじんてきにはむしろ、かつて「しらゆきひめ」や「シンデレラ」、ひっしゃのせだいだと「びじょとやじゅう」とか「リトル・マーメイド」といったさくひんをみてそだったおとなのほうが、このえいがについてはたのしめるのではないかとかんじた。かつてあこがれ、ゆめみた「おとぎのくに」のプリンセスが、まったくせいはんたいのせかいともいえる「げんだいのニューヨーク」をぶたいにどんなきせきをおこしてくれるのか?それは、えいがをみてのおたのしみ。えいがこうかいにさきがけてはつばいとなるニンテンドーDSばんとあわせて、ぜひおやこでいっしょにたのしんでほしいさくひんだ。
※えいが「まほうにかけられて」は、3つき8にち(ど)、9にち(ひ)せんこうロードショー。3つき14にち(きん)よりぜんこくこうかいとなる。
【かんれんキーワード】
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ニンテンドーDS このはる「まほうにかけられて」、ファンタジーのせかいからニューヨークへ