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このじんぶつのオモテとうら いるか(しんがーそんぐらいたー)(にっかんゲンダイ)29にち10:01

この人物のオモテとウラ イルカ(シンガー・ソングライター)(日刊ゲンダイ)29日10:01

Sat, 29 Mar 2008 10:01:09



●いつもかずおしにささえられてきた
 シンガーソングライターのイルカ(57)のちょうなん・かんべふゆば(かんべとうま)(29)がCDアルバム「ちいさきしゃ」をはつばいし、かしゅとしてのほんかくデビューをはたした。
「ちちのいきているまにさくひんをだしたかった」というかれが10だいで「かしゅになりたい」とうちあけたころからいちばんよろこんでくれたちちおや、つまりイルカのおっとのかんべかずおし(きょうねん59)は、ながくパーキンソンびょうをわずらったのち、さくねん3つき21にちにきゅうせいじんふぜんでなくなった。
 さくねん5つきのよんじゅうきゅうにちには、ジャズメンであるイルカのちち・ほさかとしおさん(79)や、ふゆばとかれのちょうじょ・ひびきちゃん(8)はじめ、みなみこうせつ、すぎたじろうら、かつてフォークなかまだったおおごしょたちがいちどうにかいしてうたう、にぎやかなおんがくそうがいとなまれ、これをきにふゆばのうずもれていたさいのうにひがついたようだ。
 ちょうなんのデビューはなきかずおしにたいするイルカの“おんがえし”ともいえる。それほど、イルカはかずおしにオンブにだっこでよにでてきた。
 おっとのいちしゅうきにあわせてしゅっぱんしたエッセー「もうひとりのイルカものがたり―なごりゆきのきせつにたびだっていったおっとへ」(マガジンハウス)にもくわしくかかれているが、イルカがかずおしとであったのはじょしびだい1ねんせいのころ。
 とうじ、がくせいたちににんきだった「シュリークス」のリーダーだったのがかずおしで、かれの「そつぎょうしたらいっしょにうたわないか」というプロポーズのことばでそつぎょうとどうじにメンバーとなり、72ねん5つきにけっこんしてデュエットをくんだ。
「キミのようなこせいとメッセージをもったにんげんをよのなかはひつようとしている。ソロでうたわなきゃダメ」とみずからプロデューサーをかってでたかずおしのねらいどおり、ににんさんきゃくで74ねんにソロデビューしたイルカは、よく75ねん、かぐやひめのカバーきょく「なごりゆき」でだいブレークした。そのご、「ゆめだったえほんをしゅっぱんしよう」と、イルカに“とうみんせんげん”させ、1カゲツに1さつずつ3カゲツれんぞくでえほんをはつばい。78ねん12つき、イルカがふゆばをしゅっさんすると、むすことすごすじかんをじゅうぶんにあたえたのも、おんがくプロデューサー・かずおしのしゅわんによる。
 ぜんじゅつのパーキンソンびょうがはつびょうしたのはやく20ねんまえ。むすこのけっこん、どくりつをきに99ねんからほっかいどうのあさひかわリハビリテーションびょういんでちょうきりょうようせいかつをしていた。
 イルカはほっかいどうととうきょうをおうふくしケンシンてきなかんびょうをつづけながらも、そのごもまいとしぜんこくツアーをつづけ、04ねんにはIUCN(こくさいしぜんほごれんごう)のしょだいたいしににんめいされ、またストリートチルドレンやめぐまれないこどもたちのしえんかつどうにもとりくみ、ダライ・ラマらいにちのさいにはうたをひろうし、ほうおうとあくしゅをかわしている。
 さくねん11つきにはつばいした32さくめのアルバムは、あたらしいせかいへおよぎだす“はじめのいちほ”だという。アルバムのひょうだいきょく「はるじょおん ひめじょおん」でうたうくさばなのたねのように、ちょうなんをひしょうさせたイルカは、いまふたたびかぜにのりはなをさかせようとしている。

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