――ゴールデンウィークとくべつきかく:こどものひに「ねこのじゆうつみき」であそぶ
いまやおもちゃもデジタルぜんせいのじだいだが、アナログなきのつみきがちゅうもくをあつめている。なかでも「ねこのじゆうつみき」はそのだいひょうかく。じきによってはちゅうもんから1かげついじょうまたなければてにはいらないこともあるかくれたベストセラーだ。しゅやくはおもいおもいのポーズをきめるじゆうほんぽうな9ひきのねこ。ひょうじょうとかたちがユーモラスで、こどもだけでなくおとなでもじゅうふんたのしめる。こどものひにちなんで、このかわいらしいおもちゃのミリョクにせまった。
「ねこのじゆうつみき」はもくせいでねこのかたちをしたつみき。とりのすのようにわらをしきつめた、B5ほどのおおきさのバスケットにはいっている。おもいおもいのポーズとそれぞれことなるひょうじょう。1つひとつをみているだけでもたのしい。9ひきのかたちはあるていどけいさんされていて、バスケットにきちんとおさめるためのくみあわせがいくつかある。これはこれでパズルとしてもたのしめる。
それではじっさいにつんでみよう。もっともあんていしたかたちは、バスケットにはいっていたときとおなじつみかた。しっぽのかたちとおなかのかたちがうまくあわせてあったり、せなかにちょうどのるようになっていたりとそれぞれのかたちがかみあうようにできている。おしりのところにかおがぴったりついているのはちょっとかわいそうなきもするが、ねこがえんじるくみたいそうのようでほほえましい。
つみきのそざいは「ジムリーナ」というがいざい。やわらかくかこうしやすいが、バルサのようにかるすぎず、てきどにおもさがあってつみきにむいている。せいぞう・はんばいしているぎんがこうぼうによると、ひとつひとつがてづくりで、がんばっても1にち1にんで7-8セットぐらいしかできないという。てにとってみるとつくりはていねいできのぬくもりがつたわってくる。もちろんかくはきれいにめんとりをほどこし、やさしいてざわりだ。こどもがあそんでもまったくもんだいないだろう。めやかおはたんなるかざりではなく、きちんとはんたいがわまでノコギリをいれてある。
しらきなのでかったばかりのじょうたいではしろっぽくてあじけない。しかし、なんねんもつかいこんでいくうちにあじのあるいろになっていくという。デジタルなおもちゃにはありえないつみきならではのたのしみだ。もちろんいろをぬったり、シールをはったりしてもいい。また、つみきとしてつかうときは、かならずしも9ひきぜんぶにとうじょうしてもらうひつようはなく、1ひき2ひきでくみあわせてもあそべる。さゆうのむきのちがいやみるかくどによってひょうじょうがびみょうにかわるのをながめてたのしむこともできる。
それぞれのねこのユーモラスなポーズは、このつみきのさいだいのとくちょう。ひっしゃのいちばんのおきにいりは、「フィーバー」とかってになづけたねこ。かたてをたかだかとあげたキメポーズは77ねんにこうかいされたディスコえいが「サタデーナイトフィーバー」のしゅえん、ジョン・トラボルタそっくりだ。2ひきくみあわせて「ちいさなこいのものがたり」となづけたペアもこころなごむ。これらいがいにも、さかだちしていたり、のびをしていたりとポーズがバリエーションにとんでいる。
おもしろさをかわれて、デパートのみつこしのポスターにも「しゅつえん」したこともあるという9ひきのねこ。ひっくりかえしてつみあげたり、サーカスのようにびみょうなバランスでたてながにつんでみたりと、あそびかたはまさに「じゆう」だ。そんなかたにはまらないあそびはこどものじょうそうきょういくにはうってつけだ。さらに、せちがらいよのなかにいきるおとなにとっても、こころとあたまをいやすこうかはおおきい。にんきのひみつはそんなところにありそうだ。(BCN・みちこしいちろう)
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