バルセロナは11にち、ホームにマジョルカをむかえる。すでにシーズンしゅうりょうごのかんとくこうたいがはっぴょうされているため、ライカールトかんとくにとってはホームでのラストゲームとなる。ここ2シーズンはむかんにおわり、ラポルタかいちょうからも「サイクルのしゅうえん」がせんげんされたバルセロナ。しかし、ライカールトかんとくがチームをひきいた5シーズンで、リーガ・エスパニョーラユウショウ2かい、おうしゅうチャンピオンズリーグ(CL)ユウショウ1かいのいぎょうは、こんごもクラブしにのこることになる。
ライカールトかんとくはせんじゅつてきなじゅうなんせいのけつじょや、せんしゅにたいするあまさなどをひなんされるケースがおおかった。しかし、しきかんとしてのしごとぶりのまえにひょうかされているのは、にんげんとしてのうつわのおおきさ、せいじつさだった。マジョルカせんのぜんじつかいけんでライカールトかんとくは「バルセロナではたらくことができたのはおおきなめいよだった」とはつげんしたが、そのことばをうけて11にちづけの『スポルト』しのいちめんトップには、「おおきなめいよだった(われわれにとってもどうようだ)」というもじがおどった。また、『ムンド・デポルティボ』しもライカールトかんとくのしゃしんをつかいながら、いちめんトップに「しんし」のもじ。マドリーにほんしゃをおく『マルカ』しも、たんとうきしゃが「さいごまでエレガント、せんれんされていた」とコラムないでライカールトかんとくのにんげんせいをたかくひょうかした。
10にちのかいけんでも、ライカールトかんとくはラポルタかいちょうやフロント、せんしゅたちへのひはんやネガティブなメッセージはいっさいかたらず、ぎゃくにかいちょうやせんしゅをようごするはつげんをおこなっていた。そのうえで、「よかったときのこと、ここでえたにんげんとしてのゆうじょうかんけいをこころのなかにしまってさりたい」とコメントした。
ぜんせつのレアル・マドリーとの“クラシコ”でのたいはい(1ひく4)をうけ、このしあいにかけつけるファンからは、ラポルタかいちょうやせんしゅにおおきなブーイングがとぶことがよそうされる。だが、こうしたじょうきょうかでもライカールトかんとくにはかんしゃやさんじ、そしてわかれをおしむこえがあがることになりそうだ。じっさい、『スポルト』しのアンケートないでは、「かれのなまえをコールしたい」というファンが55ぱーせんと、「かれをしじするおうだんまくをかかげたい」とするファンが33ぱーせんとと、ごうけい88ぱーせんとがホームでのラストゲームでライカールトかんとくへかんしゃのきもちをおくりたいとこたえている。どうしがあつめたファンからのメッセージには、「“さようなら”ではなく“またすぐにあおう”」というものもあった。
ここ2シーズンのファンやメディアのはんのうをみればわかるとおり、バルセロナほどのビッグクラブともなれば、むかんにおわるシーズンがあればそくざにおおきなひはんやぎわくのめがむけられる。かずシーズンまえにいくらいいサッカーをひろうしていようが、いくらタイトルをえっていようが、そうしたかこはすぐにわすれさられてしまうものだ。ただ、たいにんがはっぴょうされたこのじきに、ファンやメディアからひましにかんしゃとさんじのこえがおおきくなっているげんじつは、タイトルかくとくとならぶくらいかちのあることかもしれない。
「バルセロナのファンにどのようにおぼえていてもらいたいですか?」ときかれ、「ファンのスキなように」とさらりとこたえるエレガントさ。そして、マジョルカせんでのしゅやくになるであろうにもかかわらず、「はくしゅするならクラブやグループに」「ブーイングされるなら、グループにいるいじょう、わたしにもむけられるべき」とかたるけんきょさ。『スポルト』しのいちめんトップにあったとおり、こんごはバルセロナにかかわるにんげんのおおくが「われわれにとってもめいよだった」と、ライカールトかんとくとすごしたひびをふりかえることになるだろう。
-IchiroOzawafromSpain-