AmericanPowerConversion。サーバなどにふれるきかいがおおいひとならば、いちどならずこのなまえをきいたことがあるだろう。PCやサーバむけのソリューション、とりわけUPS(むていでんでんげんそうち)やデータセンターにせっちするラック、データセンターむけのれいきゃくソリューションなどでしられるきぎょうだ。「APC」というりゃくしょう、ロゴは、Dell、IBM、HPといったせかいてきなきぎょうのせいひんにていきょうされ、ダブルネームのようなかたちでなまえがはいっていることもある。
ほかのしゃしん UPSは、ようりょうのかくちょうがじゅうなんにおこなえ、ていかくしゅつりょくようりょうが40kVAまでかくちょうかのうな「SymmetraPX」のようなサーバルーム、データセンターでしようされるせいひんから、500VAていどの「APCES500」などコンシューマむけのせいひんまではばひろくカバー。データセンターむけのれいきゃくソリューションはくうれいしきの「InfraStruXureInRowRPDX」や、れいすいしきの「InfraStruXureInRowRPCW」といったモジュールしきのれいきゃくシステムをラインアップしている。また、ホットスワップきのうとうさいのいったいがたラックようでんげんタップ「MeteredRack-MountPDUAP7833JP」などもどうしゃのにんきせいひんのひとつ。ネットワークけいゆででんげんのかんしができるほか、でんげんきょうきゅうをしたままネットワークぶぶんのこうかんがかのうなせいひんだ。
システムうんようのじどうか・かんそかがさけばれてひさしいが、サーバ、ストレージのかそうかがちゅうもくされるにつれ、そのようぼうはますますたかまっている。いっぽうで、こうしたあらたなソリューションのたかまりとともに、UPSにもこきゃくのシステムへんかにたいおうしたじゅうなんせいがもとめられている。システムのきぼも、せっちスペースのひろさも、あるいはしつないのおんどなどのかんきょうも、それぞれのケースによっておおきくことなるなかで、こきゃくのようぼうはきびしくなっていくいっぽうだ。
エーピーシー・ジャパン(APCジャパン)のセールスエンジニアリングぶでサービスエンジニアとしてはたらくしらさかけんいちろうしのしごとは、そうしたこきゃくのかんきょうごとにベストなシステムこうせいをていあんしていくというものだ。
■くうちょうまでかんがえるエンジニア
しらさかしにとって、APCジャパンは3つめのしゅうしょくさきにあたる。だいがくでねつこうがくをまなび、そつぎょうごさいしょにはいったきぎょうではえいぎょう、そのごクレジットカードなどのカードはっこうきをふくめたシステムのほしゅといったしごとをこなしてきた。てんしょくのきっかけは「もっとエンドユーザーにちかいところではたらきたい」というきもちだったという。「エンジニアといううえからのめせんではなく、おきゃくさんとおなじめせんでしごとがしたいとおもっていたんです」。
てんしょくごは、OEMグループでOEMさきのせいひんとじしゃせいひんのれんけいほうほうをけんしょうするしごとにあたり、2ねんほどまえからサービスエンジニアリングぶへいどう。さいきんではITコンサルティングかいしゃやせっけいじむしょとれんけいしながら、がいしけいのしょうけんかいしゃやきんゆうきかんのサーバルームむけのせつびていあんなどもおこなっているという。こきゃくのニーズにあわせてていあんをおこなっていくという、よりユーザーにちかいしごとだ。だが、オフィスのきぼやケースにあわせて、きそんせいひんをえらんでわたせばいいかというとそうではない。「たんじゅんにせいひんをわたすのではなく、それをぐたいてきにどうつかってこきゃくのニーズにあわせていくか、ぶつりてきにどのようにUPSをジェネレーターやはつでんきにかませていくかといったことを、ぎじゅつてきにていあんしていくのがしごとです」。
こきゃくのようぼうはさまざまだが、しらさかしのばあい、もっともあたまをなやませるかだいはのうきだという。2カゲツはん〜3カゲツていどでのうにゅうしなければならないタイトなにっていのしごともすくなくない。また、とりひきさきにみせてすすめていたていあんがとちゅうでくつがえされることもある。
じっさいにがいしけいきんゆうきかんのいてんをてがけたときは、2カゲツはんていどでオフィスないにサーバルームをつくったという。ITコンサルタントときょうりょくしてどうにゅうするシステムのあおじゃしんをつくり、そのこうせいにみあうせいひんをてはい、せんたく。そして、さいしゅうてきにUPSなどとくみあわせてのうひんと、ていあんからのうひんまでをみじかいじかんでおこなうしごとだった。
そうしたきびしいにっていのなかでよりさいてきなていあんをもさくしなくてはならないのだ。こうしたときにもとめられるのはせいひんやシステムについてのちしきだけではない。きょくたんにいえば、ひろいばしょでもせっちするせいひんがおもすぎれば、ゆかがぬけてしまうということもありえる。そうしたせっちばしょのかんきょうもふくめたちしきがひつようになるのだ。しらさかしは「しょうらいてきには(せっちばしょの)くうちょうかんきょうなどをふまえたれいきゃくシステムのていあんなどもできるようになりたい」とかたる。
■にっぽんきぎょうのきびしいようきゅうにこたえる
しかし、いちばんくろうするのはやはりぎじゅつめんだ。にっぽんきぎょうのようきゅうはほんごくアメリカいじょうにきびしいめんもあるのだという。「いがいとおうべいはこまかいことをきにしなかったりするんですね。にっぽんのおきゃくさんのばあい、『スクリプトをここではしらせて、つぎにアプリケーションをおとして、それからシャットダウン』というようにシナリオをかんがえるようにこまかくつくっていくのですが、アメリカのほうではそこまできにしているのかどうか(えみ)」。
また、にっぽんがせかいにさきがけてこたえたようぼうもあった。VMwareがふきゅうしはじめたころに、UPSとかそうサーバのれんけいをとりたいというようぼうがこきゃくからでてきたのだが、とうじはVMwareとUPSのれんどうは、アメリカでもじょうほうがそろっていなかった。そのため、ノーサポートのじょうたいでスタートし、かそうサーバのばあいはていでんじにどのプログラムからシャットダウンしていけばいいかなどをていあん、けんしょうしながらつくっていった。このようににっぽんででたどくじのようぼうをアメリカにフィードバックしていくというケースもめずらしくはないという。
■へんかしはじめたサーバのかだい
では、ユーザーやきぎょうがげんざいサーバにのぞむものはどういうものなのだろうか。
「テストてきにどうにゅうされていたブレードサーバが、しだいにスタンダードになりつつあります。ラックのほんすう、つまりせっちめんせきをへらしながら、CPUのかずをふやすといううごきですね。そうするとほしゅ・ほごするめんせきはちいさくなるのですが、ぎゃくにUPSのようりょうはおおきなものがもとめられます」。
ブレードサーバはせっちスペースこそちいさくなるが、ひつようとするでんりょくようりょうじたいはおおきいものだと10kVAにもなる。このクラスのサーバにひつようなUPSをおくとなると、おおがたのラックがひつようになってしまい、こうりつてきにスペースをつかえなくなってしまう。そこでげんざいしらさかしをふくめてAPCジャパンがていあんしているのが、サーバとUPSのぶんりだ。サーバのしたにUPSをならべるのではなく、ラックにはサーバのみをいれて、そのとなりにどくりつしておおがたのUPSをせっち。そのUPS1だいでふくすうのサーバをいっかつかんりするというほうほうだ。「かんりのかんそかをのぞむユーザーのこえもおおきいです。たいりょうのUPSをかんりするとなると、それだけのろうりょくもひつようですから、かずをへらしたいというひとはおおいですね」としらさかしはかたる。また、これまでは1だいのサーバにたいしてあたりまえに1だいのUPSをせっちしていたが、システムをせいさしてみると、いがいとそれほどたくさんのUPSがなくてももんだいないことがはんめいするケースもあるという。CO2さくげんといったかんてんからもしょうしょうひでんりょくかをもとめるきぎょうもおおい。きょだいでたいりょう、だいようりょうというものから、コンパクトなシステムをしゅうちゅうかんりするというトレンドがUPSでもすすんでいる。
■「とめない」だけがミッションではない
しらさかしはようきゅうされるシステムだけでなくユーザーがわのいしきもかわったとしてきする。「おきゃくさんがただ『とめない』というのではなく、『とめるときにどうとめればいいか』をきにしてくれるようになりました」。
サーバのめいだい、APCのさいだいのミッションは「とめない」ということだ。しかし、いっぽうでそんざいしているのが「まさしくとめる」というミッションだ。いざシステムがとまるときに、よていどおりのてじゅんでシステムがとまっていき、たいせつなデータがそこなわれないようにきちんとほごする。それもだいじなミッションというわけだ。
しらさかしはこんご、サーバのほごはとめかたをふくめてかんがえかたがかわっていくのではないかとのべる。「まずシステムじたいをちいさくしていく、コンパクトにするというげんざいのながれがあります。それがこんご、ぶんさんかしていくのではないかとおもいます。つまり、ハナレたばしょにおなじシステムをふくすうおいて、かたほうがとまってしまったばあいにも、サービスじたいはとまらずにすむようなしくみです」。
しらさかしはしごとをしていていちばんうれしいしゅんかんとして「『うまくとまりました』というほうこくをおきゃくさんからうけたとき」をあげる。「とまらない」はベストなかいとうだ。しかし、げんじつにサーバはとまる。そのときによりベターなかいとうをだしていくのが、APCとしらさかしのじゅうようなミッションなのだ。
【このニュースのかんれんきじ】
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