COMPUTEXTAIPEI2007まで、PCパーツかんれんのてんじはHall2とよばれるたてものにしゅうちゅうしていたが、COMPUTEXTAIPEI2008からは、たいぺいしのちゅうしんぶから「シャトルバスでこうそくどうろをはしって30ふん」ほどハナレたばしょにとうじょうした「なんこうてんらんかん」にたいきょしていどうした。
【すべてのしゃしんをふくむきじ】 かでんけいやネットワークけいのきぎょうがあつまったじゅうらいのCOMPUTEXTAIPEIのかいじょうがなんとなくおちついた「おとなのふんいき」になったといういんしょうがあるいっぽうで、「じさくPC」というキーワードでまとまっているなんこうてんらんかんは、それまでの「おまつり」のようなノリでもりあがっている。
そのCOMPUTEXTAIPEI2008“おまつり”バージョンのかいじょうで、せかいトップクラスのオーバークロッカーがそのテクニックをキソウイベントがFoxconnのブースでおこなわれた。このイベントは、せかいからくにごとにけっせいされたオーバークロックチームが、CPUのどうさクロックのじょうげんにいどむもので、にっぽんからも「TermJapan」とよばれる3にんぐみがさんせんした。
TermJapanのfredyamaし、duckし、NewBeetleし(いずれもハンドルめい)にあたえられるのは、ていかくのどうさクロックが3.2GHz(400MHz×8ばい)の「Core2Extreme9770」とIntelX48ExpressをとうさいしたFoxconnのマザーボード「QuantumForceBLACKOPS」。どうさクロックやくどうでんあつのせっていはFoxconnのオリジナルツール「AIGESPANEL」をりようするのがこのバトルのルールだ。
QuamtumForceBLACKOPSは、Foxconnがオーバークロッカーをいしきしてかいはつしたマザーボードで、きばんによういされたパワー、リセット、CMOSクリアのボタンや、POSTコードインジケータ、えきひやにたいおうするノースブリッジヒートシンクなどの、ほかのベンダーのマザーにもよういされているギミックだけでなく、マザーボードをバルクのままのせられるアクリルせいの「まないた」スタンドまでパッケージにふぞくするという、あそびごころをしげきするせいひんとなっている。
ノースブリッジのヒートシンクは、えきひやにたいおうするだけでなく、ドライアイスやえきたいちっそによるれいきゃくまでもそうていしたくぼみをもたせたけいじょうであるだけでなく、CPUを“ガスひや”するための「えんとつ」カバーまでひょうじゅんで(!)よういされるなど、そのアイデアはふつうのユーザーのそうぞうをかるくぜっする。
AIGESPANELは、QuamtumForceBLACKOPSにふぞくするオーバークロックツールで、FSB、PCIExpressバスクロック、CPUばいりつ、くどうでんあつ(CPU、メモリ、ノースブリッジ、CPUPLL)などをOSじょうからせっていできる。
●アナログテクニックがじゅうようなえきたいちっそれいきゃく
げんざい、オーバークロッカーのクーリングシステムでおおくつかわれているのが「えきたいちっそ」だ。はつねつするパーツにのせたヒートシンクにえんとつのような「つつ」をかぶせ、うえのかいこうぶからえきたいちっそをちょくせつ「そそぎこむ」というごうかいなほうほうでれいきゃくする。トップクラスのオーバークロッカーは、えんとつのかたちやひやすポイント、そして、えきたいちっそをそそぎこむタイミングやそのりょうにいたるまで、さいてきなバランスをチューニングしていく。そのテクニックのちがいがクロックのじょうげんをかえてしまうらしい。
TeamJapanのメンバーによると、えきたいちっそをたんじゅんにたくさんそそくだけでクロックがあがっていくわけではなく、ひえすぎるとシステムはどうさしなくなり、また、その“ひえすぎ”のボーダーラインも「CPUによってちがいます」(TeamJapam)とのことだ。
オーバークロックさぎょうはFoxconnのブースにもうけられたステージのうえでおおくのかんきゃくがちゅうしするなかおこなわれた。このバトルイベントでは1チームずつとうじょうしてじぶんたちのテクニックでCPUのクロックをあげていき、そのしゅほうやオーバークロッカーのひょうじょうをかんきゃくがたのしめるようになっている。TeamJapanは、さいごのプレーヤーとしてとうじょうし、せかいのトップオーバークロッカーがだしたきろくにいどんだ。
なんこうてんらんかんのパーツベンダーブースでも、オーバークロックのデモがおこなわれていたが、そのほとんどが5GHzをこえるあたりのクロックをたたきだしている。TeamJapanもえきたいちっそによるれいきゃくをおこないつつCPUのクロックをあげていく。ていかくの3.2GHz、ばいりつ8ばいのじょうたいから、いきなりばいりつを14ばいのアップ。このじてんで、CPUクロックはかるく5.6GHzをじつげんしていた。しかし、このオーバークロックバトルで、5GHzこえは「ひょうじゅんきろく」にすぎない。
●QX9770を6GHzですっとばせ!
ここから、TeamJapanはFSBをじょじょにあげていく「おうどう」テクニックでCPUのクロックをじわじわと6GHzにちかづけていった。6GHzをこえたじてん(6014.63MHz=429MHz×14.0ばい)で、CPUのくどうでんあつは2.06ボルト、おなじくメモリとノースブリッジでんあつはそれぞれ2.23ボルトと1.52ボルト。メモリクロックは1710MHzにたっしている。
TeamJapanはさらにFSBをあげていき、ついに、6139.92MHz(438.57MHz×14.0ばい)というCore2ExtremeQX9770のせかいきろく(2008ねん6つき5にちひるじてん)をたっせいした!
●じぶんのだしたせかいきろくをじぶんでうちやぶれ
せかいレコードホルダーとなったTeamJapanは、じぶんたちのきろくをうちやぶるべく、さらなるオーバークロックにいどむ……、とおもったらシステムがたちあがらないっ!なんとこれは、たいりょうのえきたいちっそをちゅうにゅうしたためにクーラーユニットしゅうへんのパーツがふちょうをきたしたためだった。クーラーユニットのまわりは、ティッシュペーパーをしきつめてけつろやかどのれいきゃくをふせいでいたが、それでもこういうことがおきるらしい。TeamJapanは、POSTコードのじょうほうからうごきがおもわしくないメモリモジュールをとりはずし、さいどシステムをたちあげた……、あ、うごいた。
おんどけいをちゅうしし、えきたいちっそをそそぐりょうとタイミングをコントロールしつつ、クロックをあげていくTeamJapan。6GHzはかるくこえるものの、じこきろくの6139MHzをもくぜんにしてハングアップがつづく。しかし、あきらめずにチューニングをすすめるTeamJapanは、ついにじこきろくをこうしんした。
このような、オーバークロックバトルは、おうべいやたいわんなどのアジアちいきではひんぱんにおこなわれているという。このイベントをきかくしたFoxconnのスタッフもせかいてきにゆうめいなオーバークロッカーだ。このようなイベントはにっぽんではほとんどおこなわれていないが、プレーヤーはともかく、かんきゃくとしてみていても、ジリジリとクロックがあがっていくときのきんちょうかんはかくとうぎのまあいにつうじるし、ハングアップしたときの“がっくり”かん、そして、5GHz、6GHzというラインをこえるときのこうようかんなど、そのこうふんはスポーツとおなじものをかんじた。
「やすいCPUをハイエンドモデルのようにはやくうごかしてホクホク」というじつようしゅたいのオーバークロックもいいが、こういう、「あそび」としてのオーバークロックもすごくおもしろいのではないか、とTAIPEIのちでおもうのであった。
【かんれんキーワード】
マザーボード|
CPU とくしゅう:COMPUTEXTAIPEI2008 「AMD790GX」「GeForce9400」がはやくもとうじょう──ASUSブースでみかけたみはっぴょうマザー AcerとMSIのEeePCたいこうAtomノートもさわってみた