「せかいにつうようするネットサービスをつくりたい」――べいこくじんのマシュー・スカルムさん(33)はさくねん、つとめていたべいYahoo!をやめ、にっぽんにやってきた。ことし3つきから、ソニーのどうがきょうゆうサイト「eyeVio」のせきにんしゃをつとめる。
【たのがぞうをふくむきじ】 シリコンバレーできぎょうけいけんもあるかれが、にっぽんではたらくのは2ねんぶり。「まんにんにうけいれられるサービスをつくるためには、ぼこくをハナレ、いままでとはちがうかんてんをもつことがじゅうようだ」と、あえてシリコンバレーをハナレた。
●コンピュータとゲームの“オタク”だった
10だいのころからコンピュータとゲームの“オタク”だった。こうこうせいのときかいせつしたけいじばんサイトには、ロシアやドイツ、イスラエルなどせかいじゅうから100にんいじょうのオタクなかまがあつまった。
スキなゲームは「ストリートファイターII」。1994ねん・19さいのころは、にっぽんからゲームをゆにゅう・はんばいするかいしゃで、ECサイトのうんえいをてつだうアルバイトをしていた。バイトだいのほとんどはゲームソフトにきえたという。
96ねんにだいがくをちゅうたいし、ネットマーケティングなどをてがけるきぎょうではたらいた。99ねん、Webサイトのこうちく・コンサルティングをおこなうきぎょうにうつり、ぜんべいじどうしゃきょうかい(AAA)のWebサイトのこうちくなどをたんとうした。
●シリコンバレーできぎょう
「コンピュータやゲームよりはまったのがインターネットだ」――99ねん、シリコンバレーできぎょうし、おんがくサイト「kick.com」をかいせつした。kick.comは、じぶんがきいているがっきょくのリストや、アーティストのじょうほうをきょうゆうできるサイトだ。
とうじRedHotChiliPeppersがスキで、べいDiamondMultimediaがさいしょにはつばいしたMP3プレーヤーをつかってよくきいていた。kick.comは、しごとがいそがしいときにライブやCDのはつばいじょうほうなどをしらべるのにやくだてばとかいせつした。
MP3プレーヤーをつかっておんがくをきくスタイルがいっぱんてきになれば、PCとおんがくがつながり、ネットをつかっておんがくじょうほうをきょうゆうすることもおおくなるだろうとかんがえていた。ビジョンにさんどうしたふくすうのきぎょうからそうがく7おくえんのしゅっしもえて、げっかんのユニークユーザーは50まんにかくだいした。
だがりえきはいっこうにあがらなかった。サイトにこうこくをけいさいしたり、たしゃサイトにkick.comのきのうをていきょうすることでしゅうにゅうをえるモデルだったが「とうじはiPodもまだはつばいされていないころ。タイミングがはやすぎて、こうこくぬしからりかいされなかった」。kick.comをばいきゃくすることをきめた。
●「iモードってすごいらしい」
ふくすうのきぎょうにkick.comのばいしゅうをもちかけたところ、もっともたかねでのばいしゅうをていあんしたべいSonyにうることにした。02ねん、ばいきゃくとどうじにSonyににゅうしゃ。はいってすぐ、にっぽんのソニーではたらきたいというおもいがめばえた。きっかけは、NTTドコモのiモードをしったことだ。
「iモードというにっぽんのサービスがすごいらしいとシリコンバレーではゆうめいだった。こじんてきにiモードについてしらべるうちに、なにかをかえていくサービスなんじゃないかというよかんがした」
といってもとうじ、にっぽんのネットサービスについては「Yahoo!JAPANのようにべいこくはつのサービスをローカライズしたサイトいがいは、iモードくらいしかしらなかった」のだが。
04ねん、べいSonyからにっぽんのソニーにうつった。kick.comのしくみをつかって、おんがくをリコメンドしたり、プレイリストをほかのユーザーとこうかんできるけいたいでんわむけサイト「うたとも」などをてがけた。
こどもがうまれたこともあり、05ねんにシリコンバレーにもどった。Yahoo!ににゅうしゃし、「Yahoo!Messenger」のせきにんしゃになり、きのうやデザイン、ローカライズなど、サービスのほうこうせいをきめるしごとをまかされた。
●「シリコンバレーにいるいみはすくない」
Yahoo!ではたらいていたものの、「もっとこくさいてきなしごとのけいけんをつんでいきたい」というおもいがあった。「シリコンバレーはせかいじゅうからひとがあつまってくるばしょだし、フランスじんのははとべいこくじんのちちというたこくせきなかていでそだったというバックグラウンドがあるから」
「シリコンバレーにいるいみがすくなくなっている」ともかんじはじめた。ブログやSNS、メッセンジャーなどさまざまなコミュニケーションツールがふきゅうし、どこにいてもじょうほうきょうゆうできるようになったためだ。
そんなとき、ふたたびソニーでネットサービスをやらないかとさそいをうけた。シリコンバレーであらたにきぎょうしたり、Yahoo!にとまってほかのくににふにんするなどせんたくしはあったが、にっぽんいきをきめた。
「せかいにつうようするネットサービスをつくることがわたしのチャレンジだ。Yahoo!やiPodのようにまんにんにうけいれられるものがある。そんなサービスをつくるには、ぼこくをハナレ、いままでとはちがうかんてんをもつことがじゅうようだとかんがえた。それににっぽんがこいしかった」
「ソニーは、かいがいでのうりあげもおおく、かいちょうはがいこくじんというこくさいてきなきぎょう。こくさいけいけんをつむためには、ソニーにもどることがもっともよいせんたくだとおもった」
●「ニコニコどうがのコメントはちてき」
さくねんソニーにふっきし、ことし3つき、どうがきょうゆうサービス「eyeVio」のせきにんしゃになった。eyeVioのげっかんユニークユーザーはやく100まん、げっかんページビューは1500まん。「ソニーのしさんをいかしながら、YouTubeやニコニコどうがとうまくすみわけてやっていきたい」という。
キョウゴウサイトとはがしつでさべつかできるとかんがえている。「eyeVioのコンセプトは『mylifeyouremotion』。かんどうをきょうゆうするためのしゅだんの1つとして、がしつがじゅうようになってくる」。ハイビジョンがしつのどうがをアップロードできるきのうもこんごついかするよていだ。
にっぽんのネットサービスは「ユーザーのことをよくりかいしてつくられている」とかんじている。「ニコニコどうがのコメントは、すごくちてきなつかわれかたをしている」
「づくりしゅとユーザーのそうがかさなっていて、じぶんのためにつくったサービスがユーザーにもとどく。ニコニコどうがもそうだ。ただそれだけでは、ユーザーのかくだいにげんかいがある。eyeVioでは、いろんなユーザーのたちばになってサービスをデザインしていく」
【かんれんキーワード】
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eyeVio 「ソニーせいひんのよいところひきだす」――どうがきょうゆう「eyeVio」のねらい ソニー、どうがきょうゆうサービスにさんにゅう 「eyeVio」スタート