IBMが2008ねん4つきにはっぴょうしたしんがたブレードサーバ「BladeCenterHS12」(いか、HS12)は、さいだい4コアのプロセッサをとうさいしたシングルソケットのサーバだ。1ソケットであることから、とうぜんながらラインアップじょうではエントリーせいひんというあつかいになっているが、これまでのエントリーラインとはことなるてんもすくなくない。とくにポイントとなるのは、そのかようせいだ。HS12は1ソケットながら、ミッドプレーンによりじょうちょうかされたでんげんけいろへのたいおう、HDDのホットスワップたいおうなど、じゅうらいの2ソケットサーバにならぶかようせいをそなえている。
【たのがぞうをふくむきじ】 ニホンアイビーエム モジュラー・システムじぎょうぶ じぎょうかいはつぶ アドバイザリーITスペシャリストのひがしねさくせいえいしは、そのりゆうをつぎのようにはなす。
「2ねんまえには2コアかける2ソケットのサーバをもちいていたようとにたいし、CPUが4コアになるなどこうそくかにともなって1ソケットサーバがてきごうするようになってきました。いちづけのかわってきた1ソケットサーバにたいしては、かようせいのめんでじゅうらいの2ソケットサーバとどうとうレベルをもとめるユーザーがおおいというかんがえかたにもとづき、HS12はかいはつされたのです」
●ないものにたいするニーズは……
「たしゃのせいひんをごぞんじのほうは、HS12のかようせいはオーバースペックにみえるかもしれません。いちづけのちかいたしゃせいひんでは4コア1ソケットのブレードサーバにSATAをさいようしているものもありますが、それはかようせいでなくかかくのみがじゅうしされるというかんがえにもとづいており、わたしたちとはちゅうしょうきぼきぎょうのおきゃくさまにたいするかんがえかたがことなるのだろうとおもっています。このちがいは、よいわるいということではなく、ひろいしじょうのなかでどこをねらうかのちがいかとおもいます。もちろんかかくでもたしゃにまけるつもりはありませんが」とひがしねつくるしははなす。
ユーザーのニーズがめいかくならば、ベンダーはそれにそって、すこしさきをいくせいひんをつくっていればいい。しかし、おおくのユーザーは、みずからのニーズをめいかくにことばでしめすことがむずかしい。だが、ことばにあらわされないからといって、ニーズじたいがそんざいしないわけではない。
「げんじてんでそんざいしないものにたいするニーズは、なかなかユーザーのことばになってでてきません。そこで、かくれたニーズにあうかどうかをさぐりながらせいひんかいはつをすすめています。こんかいは1ソケットのブレードでもたかいかようせいをもとめるニーズがひろがっているだろうとはんだんし、HS12をとうにゅうしました」(ひがしねつくるし)
きぎょうきぼがちいさくとも、だいきぎょうとどうとういじょうのミッションクリティカルせいをITシステムにもとめるきぎょうはすくなくない。オンラインのビジネスを、しょうにんずうでスタートさせるベンチャーもおおい。しかしさいしょは、とうしをおさえたいし、きぼもちいさくていい。そこにHS12がマッチするかのうせいはたかいだろう。
ひがしねつくるしは、ユーザーきぎょうのじぎょうかくだいにともなうスケーラビリティもみすえたラインアップをそろえたときょうちょうする。
「1967ねんからかそうかにとりくんできたIBMとしては、サーバのかそうかというのはひつぜんのながれだとおもっています。HS12とおなじシャーシにどうにゅうできる2〜4ソケットのx86ブレードで、かそうかにもよゆうをもってたいおうできます。POWER6プロセッサとうさいブレードではAIXもどうさし、10すうねんまえのAS/400ようアプリもさいコンパイルのひつようなくどうさします。せんたくしがひろく、かつかこのとうしをほごできるラインアップだとじふしています。5しゅるいとりそろえたシャーシも、さいしょにとうにゅうされたブレードせいひんからずっと、きほんてきにごかんせいのあるものです。むだなくとうしして、しょうらいてきにもかつようできるように、というわけです」
●ちゅうしょうきぼきぎょうでもブレードやかそうかのメリットをきょうじゅ
「HS12はかそうかもしやにいれつつ、まずはサーバしゅうやくからはじめようというユーザーにたいしおすすめのサーバです。じゅうらいの2ソケットサーバとどうとういじょうのせいのうやかようせいを1ソケットのかかくでちょうたつできるといういいかたもできます」とひがしねつくるしははなす。
さいきんでは、サーバのかそうかがあたりまえのようにかたられるが、それはぎじゅつやソリューションがととのってきてじつようだんかいにはいってきたことをしめすにすぎない。じっさいにかそうかでサーバとうごうをおこなったきぎょうは、まだぜったいてきにおおいとはいえないのがじつじょうだ。とくに、ちゅうしょうきぼのきぎょうやじぎょうしょでは、タワーがたサーバをすうだい、オフィスやかいぎしつのかたすみにおいているようなところもおおい。そういったかんきょうでは、まずサーバのぶつりしゅうやくをかんがえることからはじめるべきだ。
「100Vでんげんにたいおうしたエンクロージャ『BladeCenterS』や『11Uせいおんラック』とHS12のくみあわせなら、“サーバおきば”をかんそかできるはず。そのうえでかそうかをけんとうしてほしいとかんがえています。いまならブレードでのしゅうやくにてきしたキャンペーンもじっしちゅうです」(ひがしねつくるし)
いっぽう、ぶつりしゅうやくからかそうかとうごうにむかうさいには、サーバのちょうたつプロセスについてもかんがえるべきだとひがしねつくるしはていげんする。
「ハードウェアはやすくなっていくいっぽうですから、じんそくにあたらしいサービスをたちようというときには、ついあたらしいサーバのこうにゅうをけんとうしてしまいがちです。しかし、じっさいにはちょうたつに2しゅうかん、ケーブリングなどのじゅんびに2しゅうかん、あわせて1カゲツちかくをようしてしまいます。とうごうされたプールからオンデマンドでリソースをえられるかんきょうになれば、じんそくにサービスたちあげへととりくめるはず。とうごうをかんがえるさいには、ユーザーかくぶもんがそれぞれはっちゅうするようなこうばいルールをあらためることも、せっきょくてきにけんとうすべきでしょう」
きぼのだいしょうをとわずこうばい・ちょうたつのしゃないプロセスもぜんたいさいてきかする。それがサーバかそうかのせいこうのカギとなるのだろうか。
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