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段ボール原紙値上げへ 板紙4社 中国の需要増で古紙高騰(産経新聞

25日(水)8時0分



 レンゴーなど板紙大手4社による段ボール原紙の値上げ発表が、24日までに出そろった。各社とも9月から現行価格から約15%アップの1キログラムあたり7円以上の値上げとなる。原料の古紙価格が中国の需要増で高騰しているうえ、重油や薬品の価格も高止まりするなど原燃料費上昇分の製品への転嫁を求めている。だが、国内の製品需給は緩んでおり、値上げが浸透するかどうかは不透明だ。

 大王製紙は24日、段ボール原紙の全品種で15%以上の価格改定を発表。内側用心材で1キロ45円から52円、外側用ライナー材で57円から64円程度への値上げとなる見込み。

 大王は昨年4月にも、原燃料費高騰を理由に10%以上の値上げを表明。だが、古紙価格は当時の9円50銭程度から、現在16円程度に上昇しており、再値上げとなった。

 これに先立つ19日から23日にかけ、王子製紙、日本大昭和板紙、レンゴーといった板紙大手が、同程度の値上げを相次いで発表していた。

 日本製紙連合会の調べでは、今年上半期の段ボール原紙国内出荷量は前年比1・2%減と5年ぶりの前年割れ。食品や青果向け需要は堅調だったが、繊維製品や雑貨が輸入品の増加などに押され、段ボール需要を減らした。国内の段ボール用原紙は供給過剰傾向にあり、各社は円安を利用した輸出増で増える在庫をさばいている状態だ。

 値上げの浸透についてはメーカー側は、「国際的な原燃料価格高騰の中、値上げは受け入れられるはず」(板紙大手幹部)というが、価格上昇で輸入品が増える可能性もあり、交渉は難航するとの見方もある。

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