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「いわし」躍るリズム 水上不二の詩、母校に響く(河北新報

20日(火)6時12分



 宮城県気仙沼市大島出身の詩人水上不二(1904―65年)の作品「いわし」が、明るく楽しい歌になった。山口県周防大島町の兄妹デュオ「マウンテンマウス」が、不2の出身校・大島小の石川敏彦校長の依頼で作曲。収録したCDは島内の児童館、保育所などに配布され、「いわし」の歌声が広がっている。

 今年8月、「気仙沼☆イーグルスファンの会」の招きで、マウンテンマウスの中谷昌史さん(25)、中谷愛美さん(21)の2人が気仙沼入りし、大島小などでコンサートをしたことがきっかけ。

 2人の明るい歌と演奏を気に入った石川校長が、インターネットを通じて自分が好きな詩「いわし」の作曲を依頼した。

 半月後、完成した曲「いわし!!」を収録したCDが届いた。石川校長はすぐに気に入り、学校の昼休みに曲を流したり、学校だよりなどで紹介したりしたところ、児童たちの反応も上々。石川校長は「明るい曲調は『いわし』の詩に命が吹き込まれたようだ」と絶賛する。

 不二を児童にもっと知ってもらうため、不二が在籍したころの学校の写真や記録など資料コーナーも校内に設置した。

 マウンテンマウスの昌史さんは「『いわし』は何10年も前に作られたとは思えない素晴らしい詩。子どもの視線を大事に曲を作った」と話す。

 マウンテンマウスは夏の気仙沼訪問で、ほかに3つの曲を作った。「大島で良かった」「かもめさん」と、気仙沼名物の1つを全国に発信する「気仙沼ホルモン応援ソング」で、2人は気仙沼とのつながりを今後も保っていきたいと言う。

 水上不二の詩はこれまで、30編に芥川也寸志らが童謡や民謡として作曲した。また、不二は気仙沼地域の小中学校の校歌も多数作詞している。

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