内閣府が16日発表した4月の消費動向調査は、暮らし向きや収入の増え方、耐久消費財の買い時判断などすべての意識指標が悪化し、消費マインドを示す消費者態度指数は35・2と2カ月ぶりに低下した。内閣府では、基調判断を「悪化している」とし、5カ月連続で据え置いた。同日発表された1〜3月期国内総生産(GDP)では個人消費が前期比0・8%増加し、全体の牽引(けんいん)役となったが、足元の消費マインドとは乖離(かいり)が目立つ結果となった。
消費者態度指数を構成する意識指標のうち、暮らし向きは前月比1・4ポイント低下の33・0となり、82年6月の調査開始以来の最低水準となった。収入の増え方は1・2ポイント低下の37・5、雇用環境は1・6ポイント低下の36・0と、ともに03年12月以来の低水準を記録。耐久消費財の買い時判断は2・0ポイント低下の34・2となり、消費税率の引き上げで低下した1997年3月以来、過去2番目の低水準となった。
内閣府では、「所得が伸びない中で物価上昇が急速に進んでいることが要因」と分析、先行きに対しても警戒感を強めている。